
ロレックスのデイトナに他のモデルにはない魔力があるらしい。
らしいというのは僕もデイトナファンのひとりで、
好きな理由はいろいろあるのですが、口では言い表せない魅力を感じている。
持つことへの喜びが感じられるのもその存在のおかげなのかもしれない。
なんかこう、ワクワクする。
デイトナが登場するたびに人々の注目は新型デイトナに集まるのと同時に、
旧型の方へも意識が集中する。
新型が出るや否や、いや、登場する前から旧型はだんだんと市場から姿を消す。
か、価格が高騰するのです。
それだけロレックスのデイトナには魔力というか魅力があるのと、
投資目的というのもある。
人気があるから投資も成り立つわけなのですが、
新型デイトナ『Ref.116500LN』が登場してからは2世代前となる『Ref.16520』にはブラウンアイと呼ばれる面白いデイトナがある。
僕はこの世代のデイトナがすごく好きで、
その理由はやはりエルプリメロの存在が大きい。
エルプリメロに変更を加えたCal.4030を載せるモデルで、2000年まで生産されていたモデル。
さてこれがブラウンアイ(パトリッツィ)と呼ばれる希少価値のあるデイトナの一つで、
インダイヤルが茶色く変色している。
このインダイヤルの色が変化するモデルは製造過程で何か他とは違う素材を使用したのか定かではないが、
製造年によって変化のし易さが違うらしい。
ロレックスの文字盤を製造する工場はいくつかあってその工程で他と何かが違えたのでしょうか。
こういう違いというのはロレマニアを探求心をくすぐったりします。
こちょこちょとね。
このパトリッツィがよく見られる製造年は、
1993~1997年
と、この間の約5年間で製造されたものが特に顕著に変色を見せるそうだ。
製造年番数で言うと、
S番、W番、T番、U番。
とこの4つ。
製造年表
- S000001~ 1993年
- W000001~ 1994年~1995年
- T000001~ 1996年
- U000001~ 1997年
その中でも多いのがS番、W番。
製造年数で言うと、
1993~1995年ごろ。
そう、パトリッツィが見られるのは変色インダイヤルが出始めた初期の頃のモデルに多い。
このブラウンアイの価値は色が濃くなればなるほど価値が上がるらしい。
この色の変わり具合はやはり製造年番によって濃さの傾向が違い、
1993年からの2年の間に作られたものは、確かに色が全然違う。
ブラウンアイがどのくらいの価格で売られているのか、存在するのか調べてみると、
S番 1993年
■FH28994 ロレックス デイトナ逆6 16520S番 エルプリメロ■
これはS番で少々茶色がかっている。
逆6のバージョンだが、143万円と割安。
W番 1994年~1995年
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ROLEX(ロレックス) コスモグラフ デイトナ 16520 ステンレススティール/SS ブラック/Black 自動巻き/Sel…
これがW番でだいたい200万円を切るくらい。
T番 1996年
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上の方のT番は205万円ほどだ。
下の方は175万円と安いほうに入るのかもしれない。
といっても新品の時よりもやはり高い。
U番
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こっちのU番は300万円をちょっとだけ下回る価格。
A番 1998年~1999年
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♪この商品のポイント♪ [取扱店舗]タイムゾーン大阪 [商品番号]1828399 [ランク]未使用/Unused [状態]7時方…
でこのA番は238万円と、これも結構な値段がする。
これらの製造年だと値幅が143万円~300万円ほどと、かなり開きがある。
ブラウンアイのみならず、逆6、程度など、
その他の要素によって価格が変わってくる。
ロレマニアはこういうところに魅力を感じ、探求心を掻き立てられるのだろう。
これがデイトナマジックなのだ。