
ユンハンスといえばマックスビル。
この腕時計を無視してユンハンスは語れません。
いや、語らなくてもいいんですがw
ユンハンスには1957年から歴史を数えるマックスビルと呼ばれる古典デザインをもったレトロでかっこいい腕時計があるんですが、ユンハンスが生み出すモデルはそれだけじゃありません。
人間工学に基づき設計されたユンハンスの古典デザインモデル・FORM A Ref.027/4731 00
こちらでも紹介していますが、人間工学に基づいて作られたというフォームAと呼ばれるモデルはデザインではマックスビルを少し似せてはいると思いますが、時計としては全く別物。
なかなかいい感じではあります。
というわけなんですが、これらのモデルとは打って変わって、まったく異なった男の腕時計としてその素晴らしさを発揮するモデルも存在します。
マイスターパイロット Ref.027/3794 00
このモデルなんですが、これはマックスビルのみを知っている人からすれば、ユンハンスとは到底思えないモデル。
ということもないかもしれませんが、なかなか男らしいパイロット感を出したかっこいいモデルと言えます。
ステンレスケースではあるんですが、DLCコーティング、つまり炭素加工ですかね、を施して、ステンレスの外装を守る皮膜を張っています。
カーボンコーティングなど、PVD加工などがされた腕時計がよくありますが、汗とか金属アレルギーとか、耐蝕性、そういったものすべてに効果があるし、黒い時計が好きな人に結構人気がある。
それに合うようにブラウンベージュのヌバックストラップを合わせているんですが、この辺がたまらーん!!
な1本。
ゼニスのパイロットウォッチにもこんなのがあるし、パネライにもこういったラジオミールが存在しますが、なかなか人気の仕様みたい。
カフェレーサーを称えたゼニスの45ミリの大きなパイロットウォッチ・パイロット エクストラスペシャル TON-UP Ref.11.2430.679/21.C801
こういう感じ。
43.3ミリの12角形のベゼルを備えた自動巻きムーブメントCal.J880.4を載せたモデルが今回のパイロットウォッチなんですが、色褪せたダイヤルや先ほど述べたヌバック調のレザーストラップがヴィンテージ感を出していてすごく味がある。
もともと1930年代に飛行機の機内時計を作っていた過去もあり、航空機などとも関りがあるユンハンスは、こういった腕時計を出してもおかしくないわけです。
このモデルはユンハンスが1955年に発表した航空時計を復刻したやつで、日焼けで褪せた感じなどがダイヤルやストラップに表されているんですね。
2カウンターのクロノグラフもパイロットらしさが良く出ている。
38時間の短いパワーリザーブですが、ユンハンスのパイロットウォッチですからね、箔がある。
パイロットウォッチはスイスブランドのものより、やはりドイツメーカーが作っていたほうがやはりイメージが付きやすいのとオーラを感じやすい気がします。
ユンカースとかもそうですね。
なんにせよ、まず名前がいい。
マイスターパイロットって。。
しびれるぜ、ほんと。