
2016年はヨットマスターIにとって、激動の年になった。
1999年から続いていたロレジウム(ステンレスとプラチナのコンビ)のプラチナ文字盤モデルが2012年にモデルチェンジしたかと思えば、
2016年にはあっさりと終了。
かと思えば同じ年、
同じくロレジウムに登場したダークロジウム文字盤のヨットマスターI。
それと時を同じくして登場した、ロレゾール(ステンレスとゴールドのコンビ)ヨットマスターI。
ロレックスが好きなロレマニアの人にはこんなの朝飯前かもしれません。 ロレゾール、ロレジウム、ロジウムという早口 …
(ロレジウムとかロレゾールといろいろこちらの記事で説明しているのでよければ最初に一読どうぞ。)
ロレゾールヨットマスターIは、
何のことかといえばこのモデルのこと。
image by www.fratellowatches.com
ヨットマスター40 Ref.116621
今日はこのヨットマスターIについて少々。
2016年はヨットマスターの中の1つが廃盤を迎え、
新しい種類が2種類登場した年で、
結構市場の注目は新型デイトナが一番ですが、
ヨットマスターIにも集まった。
このモデル実は結構珍しいタイプ。
なぜならステンレスとピンクゴールド(エバーローズゴールド)のコンビはデイトジャストを除くと、
ヨットマスターI/IIにしかない。
なぜデイトジャストを除いたかというと、
バリエーションが多すぎて、どんなモデルも存在するのがデイトジャストだから。
このヨットマスターIIの方のピンクゴールドロレゾールはすでに2011年には登場している。
5年後の2016年に同じくピンクゴールドのロレゾールをヨットマスターIで登場させたのは、
やっぱり人気があったからなのでしょう。
ヨットマスターII ステンレスxピンクゴールド Ref.116681
これがヨットマスターIIの方のロレゾール。
同じロレゾールとしても全然雰囲気が違う。
ヨットマスターIIはヨットマスターIとは結構似ても似つかないスタイルを持っているので仕方ないが。。
ノンクロノとクロノの違うというのもある。
さて、このヨットマスターIの最大の特徴は1種類の展開しかないチョコレートブラウンの文字盤。
デイトナでもそうだし、ロレックスはピンクゴールドとチョコレートの組み合わせが好きなような。
確かにこうしてみるとチョコブランというのはピンクゴールドを濃くした感じで、
グラデーションがかかっている感じ。
全く無関係な色を配置しているわけじゃないということだ。
image by www.deployant.com
腕にするとこんな感じだ。
良ーくみてみると、
ベゼルはベゼルでも数字が書いてある面とベースの面で仕上げ方が違う。
基礎となっている部分はマットに、
数字の方は磨かれている感じ。
ブレスレットの中央も鏡面磨き仕上げになっていて、
同じ素材でもそれぞれ層が出来ている感じ。
立体感を生む感じだ。
image by monochrome-watches.com
この画像だとそれがよくわかる。
とにかく高級感を大事にしたのがヨットマスターシリーズ。
IもIIも富裕層向けに作られたためロレックスは高級感を全面に押し出してる。
このステンレスとピンクゴールドのコンビなかなかゴージャスだと思う。
特に最後の画像ではわかりやすいんですが、
すごく奥行のある作りになっていてエバーローズゴールドの鏡面仕上げのところがやっぱり好きかな。
ピンクゴールドが好きということはいろんな記事で書いているわけですが、
こういう感じで磨かれると結構惹かれるw
このピンクゴールドのロレゾールヨットマスターIは、
新品価格でも135万円と、140万円を切っている。
中古の相場は128万円くらいからのスタート。
新品との価格差はほとんどない。
新品と中古の最安値どうしを比べてみても10万弱くらいしか差がないので、
どうせだったらこのモデルだったら新品の方が断然良いと思う。
全身ではないとはいえ、
ゴールド製のロレックスがこの価格で買えるのはどっちにしても結構お得感がある。
僕だったらこのヨットマスターIの他に、
デイトナやサブマリーナのピンクゴールドロレゾールも作ってほしいと思うがいかがでしょう?
特にサブマリーナでブラックセラクロム x ピンクゴールドロレゾール x 黒文字盤なんか作ったら、
店頭からすぐなくなる気がするんですが気のせいでしょうかw
なんにせよ、珍しいタイプであるピンクゴールドとステンレスのコンビモデルのヨットマスターI Ref.116621は、
ロレックスの中でも高級感に富んだ、他とは被らないユニークなセレブウォッチだということは間違いない。
ロレックスの中でもヨットマスターIは穴場だと思う。