
ロレックスのシンプルな3針にオイスターパーペチュアルがある。
1933年から続く由緒あるロレックスの伝統的なラインナップで、
ロレックスの歴史のなかでは割と早い段階で登場した。
オイスターケースとパーペチュアル(360度ローターが回転する自動巻き上げ機構)を組み合わせたのが同モデルで、
サブマリーナ、ミルガウス、エクスプローラーの前身となったモデルでもある。
裏蓋が泡みたいに膨らんでいたことからバブルバックというペットネームを与えられた。
現代版のオイスターパーペチュアルもシンプルな3針で、
とにかくきれいな腕時計。
理想的なスタイル。
シンプルな時計じゃないといや
という人にはこれが断然いい。
僕みたいにデイト機能がいらないという人はデイトジャストよりもオイパペ39を断然すすめる。
因みにこのモデルには3種類の文字盤展開がされていて、
ダークロジウム(グレー)を筆頭にとても人気があるモデルだ。
女性がしてもよい大きさでもある。
因みに39mmというサイズ。
現代のファッションやコーディネートでは女性が39mmの時計をするというのは全然あり。
むしろ海外のセレブは女性でもデイトナをしているくらいだ。
ロレックスの時計は意外とメンズ、レディースの垣根が無かったりする。
とくに簡素なデザインが魅力のオイパペシリーズもデザインはどちらかというと中性的。
女性がしても男性がしても違和感の一番少ないモデルと言ってもいいかもしれない。
そういう面ではデイトジャストも共通点がある。
こんな感じで3種類綺麗な文字盤が存在する。
一番上がダークロジウム。
ロレックスが開発した新素材で、
ロジウムを元にグレーがかった文字盤にティファニーブルーのような水色が添えられたきれいな配色。
この2色の組み合わせはヨットマスターIのロレジウムでも存在し、
あっちでは秒針にこの水色が利用されている。
2つ目はブルー。
ロレックスの青にはいつも何か特別な背景が隠されているかのような錯覚を覚える。
ディープシーのDブルーは綺麗な深海をイメージした文字盤だし、
ホワイトゴールドデイトナの青い文字盤もクールな印象を与えるロレックスのスポーツタイプとしては珍しい青文字盤。
なかなか存在しない。
ヨットマスターIの青文字盤もダンディな印象を与えてくれる大人腕時計に見える。
今回のオイスターパーペチュアル39の青文字盤のこの3つの中では一番大人っぽい。
落ち着いた色合いでいつでもオーソドックスな青というのは常に万人受けする。
最後の3つ目はグレープ。
これは本当に変わった色で、
ロレックスにしては冒険したという印象。
レディースを対象にもしているのかもしれない。
万人受けはしないかもしれないが、個性を主張できるシンプルな腕時計。
上2つに比べれば人気は劣るかもしれないが、
こういう風にラインナップを増やしてくれると選ぶ楽しみもふえるというもの。
こんな感じで3種類の文字盤が楽しめる。
価格も60万を切る安さで、
ロレックスなのに大丈夫?
なんて思う必要は全くない。
日差もクロノメーター検定協会の定める基準の2倍の精度を自ら課すロレックスは2度も精度をチェックする。
1度目はムーブメントのみ。
2度目はケースに入れた後。
その基準をクリアしないと市場には出回らない。
日差は±2秒以内
優秀過ぎる精度だ。
安いモデルでも手を絶対に抜かないロレックス。
知れば知るほど好きになるブランドだ。
最後にまとめると、
このモデルはシンプルで中世的なデザインが飽きの来ないスタイルになっていると思う。
39mmというサイズがちょうどレディースとメンズの中間に位置するサイズ感というイメージで、
どちらが装着しても違和感はないだろう。
僕だったらダークロジウム文字盤を選ぶと思うが、
みなさんなら何色の文字盤に惹かれるだろうか。