
1. デイトナの良さ
まずデイトナの良さをもう一度おさらい。
おさらいと言っても皆さんは僕以上にデイトナやロレックスに詳しいと思いますが、
一応僕の視点でデイトナの良さを少々。
これは第5世代のデイトナRef.116520と呼ばれるモデル。
初めて完全自社製クロノグラフムーブメントを搭載したモデルで、
その精度は世界でも最高峰。
クオーツ時計に匹敵するほどらしい。
クオーツでも月で発生する誤差はやっぱり何十秒かはある。
だいたい20秒ほどはあると聞いたことがある。
デイトナの日差が±2秒以内と言われるが実際は1秒くらいだったりする。
月差30秒ほどだろうか。
もちろん個体差もあるしクオーツ時計でもさらに誤差が少ないのもあるかもしれないが、
機械時計で温度差や湿度の違いなどで発生するテンプの動きの微妙な違いを考えると、
月に1分早く進んだり遅れたりというのは超優秀な数字。
そういった面でデイトナに限らずロレックスの魅力はそこにある。
ということで良さはやっぱり精度がひとつ。
次に、
。。。順番が逆かもしれない。(;^ω^)
とにかくかっこいいデザイン。
これは男にしかわからないかもしれない。
クロノグラフという時間を計測する機能が付いているので、時計右側に配置されたリューズ上下のプッシャー。
これでスタートストップ、リセットを管理し、
その計測時間を表示するインダイヤルと呼ばれる小さな丸が3つほど3時、6時、9時に配置されている。
因みに6時位置のはスモールセコンドといって掛け時計でいう秒針。
こういう機械式のクロノグラフの腕時計は中心にある秒針は秒針の役割をせず、
時間を計測する際のセコンドをカウントする役割を担っていることが多い。
ということでこの均衡のとれたかっこいいクロノグラフのデザインは僕たち男を魅了しまくっている。
ということで2つ目は、かっこいいクロノグラフ。
次にデイトナの良さというと、
最初に挙げた精度という点と関係性があるのですが、
高い精度という点でまず人気がすごい。
時計としての評価が高いということ。
高すぎて実は価格が中古でも落ちないという難点があったりする。
さらに新品では人気がありすぎて、
定価をはるかに上回るという事態が発生する。
これはさすが手に入らない状況を作っている。
それはデイトナで顕著に表れている。
という面から投資という目的が発生する。
そう、投資目的でデイトナを買うという。
デイトナの発売真っ先に定価で手に入れることが出来れば数か月に売り払った時、
結構な儲けげ出ていることが多い。
2016年に登場したRef.116500LNも定価は120万円ほどだった。
今では200万円ほどまで上昇し、
18金のデイトナに匹敵しそうな勢いになっている。
これ以上あがるとさすがに買う気が失せる。
そういった人気も手伝ってか、
過去のデイトナの希少モデルがものすごい高値で取引されることがある。
たとえば文字盤の違い。
数字が逆になっていたり、
タキメーターの表記が微妙に違っていたりで、
組み合わせによっては500万円以上することもある。
さて、 前回2回にわたってデイトナRef.16520の希少なモデル、 インダイヤルの逆6や、 3種類のベゼル、 …
こういう感じでデイトナには我々の想像をはるかに超える思いがこもっている。
投資家たちや純粋なファンたちの。
ということで3つ目は投資目的。
これはなかなか普通では考えもつかないこと。
腕時計で投資? 株じゃないんだから。
なんて。
でも実際こんなことが起こっているのはロレックスだけだと思われる。
2. 100万円でデイトナは買えるか?
と、こんな感じでデイトナのものすごい人気についてお話したわけですが、
これだけ聞くとデイトナは100万円以下じゃ買えないんじゃないのなんて思ってしまいそうだが、
ぎりぎり100万円以下で買えたりする。
ステンレス
Ref.116520
Ref.16520
イエローゴールド x ステンレスのコンビ
Ref.116523
Ref.16523
こんな感じでなんとコンビモデルも100万円以下で存在する。
デイトナがこの価格で手に入れば万々歳だ。
もちろん時計としても精度が良いし、
かっこいいのもやっぱりかなりの魅力。
カッコよくなかったら精度が良かろうが欲しくはない。
そしてそのカッコよさと精度の高さが投資目的の取引を産む。
ロレックスはそういった面でもかなり特殊な時計ブランドである。
資産価値としてのデイトナ、
自己満足としてのデイトナ。
デイトナは持っていて文字通り損しない腕時計だ。