
2015年ごろのデイトナ事情を僕は知りませんが、
バーゼルで発表されて以来、
待ちに待ち続けた人がかなりいるのは想像に難くない。
これまで通常のデイトナといえばステンレス素材のケース、ベゼルに、
白文字盤か、黒文字盤がそのまま載せられた、
ちょっと退屈といえば退屈だったデザインがやっぱり魅力的だったわけですが、
2016年に誕生したデイトナは標準モデルのデザイン大きく変えてきたのです。
ご覧の通り、
まずベゼルが黒い。
セラミック製のベゼルリングの目盛に、
プラチナのコーティングをした高い技術で作ったモノブロックベゼルを使用したクロノグラフで、
文字盤のインダイヤルにフチを対極カラーでつけるなどして、
パンダ文字盤や逆パンダ文字盤を思わせるデザインに仕上げたのが特徴。
この基本デザインがベースとなって生まれた2017年の新作に、
Ref.116518LNとRef.116519LNが存在する。
Ref.116518LN イエローゴールド
Ref.116519LN ホワイトゴールド
これまで存在していた、
黒いセラミック素材でできたベゼルのエバーローズゴールドデイトナのパートナーとして誕生したようなもので、
赤、黄、白の18Kで出来たデイトナがそれぞれ揃ったわけです。
登場したは良いものの、
なかなか市場に出回ることがなかった2種類がようやくオンラインでもお目見えするようになってきた。
これはまさに2016年にステンレスデイトナがなかなか市場に出回らなかった感じに似ているといえば似ている。
実は僕が言いたいのはそれだけじゃない。
例えば2016年に定価110万円ほどに設定された価格は200万円を超え、
250万円に到達しようという店舗まである。
これはかなり異常な事態だ。
ステンレスのデイトナがここまでの値段で売られ、
日本ではあまり人気のないゴールドの時計が素材の価格のままの定価で売られている。
2017年10月の段階では、
Ref.116518LNやRef.116519LNの価格は300万前後。
300万円を切っているところさえある。
本当にステンレス素材のデイトナとの価格差がほとんどなくなってきている。
これは異常事態言える。
もはやこうなった場合は18Kのデイトナを買ったほうが絶対にいいと思う。
金の価値は実際あまり下がらない。
世界の情勢や経済が落ち込めばリスクオンで株を手放し金やプラチナに行く傾向にあるので、
ゴールドの値段が10数年前に比べるとやっぱり何倍かになっている。
先ほども記述したように、
日本ではゴールドの時計、アクセサリーは海外ほどの需要がない。
だからスイスの18K時計の定価を実売価格が下回ることは日常的に起こる。
それが原因にもなっていると思うのですが、
ゴールドのロレックスを敬遠するということはステンレス素材に人気が集中するので、
今回の戦闘力200万越えが起こったりするのかなと。
なので、資産形成という意味でも、
今回やっとお目見えしたという2種類のゴールドデイトナの方が、
300万円くらい出すんだったら、断然良いと思う。
人気で上昇したステンレスデイトナはいずれ価格崩壊してもおかしくない。
まあ素人ながらの考えなのでわかりませんが、
ゴールドの時計の価値は安定して落ちない。
それが素材自体の価格だからです。
株価で言うと、
ステンレスの方はPERが以上に高い数値を示しているということ。
もちろんこれからも価格が上がる可能性も十分あるのですが、
これ以上の上昇は気を付けたいと思うのでありました。
ではまた。