
ロレックスのサブマリーナといえばデイトナと並んで同社を代表するメインの機種の一つ。
1953年から基本的なデザインを変えないスタイルは今でも新旧問わず人気がある理由です。
ブランド全体でデザインがあまり変わらないスタンスは今でもずっと同じ。
人気機種であるデイトナは割とデザインが変わっている感じがありますが、微妙な違い。
とはいえこの変わらないスタイルは新たなモデルが登場しても古いモデルが廃れないので、ブランド全体が常に高い人気で満たされています。
通常は新しいモデルが出れば古いモデルは廃れていくものですが、ロレックスやオメガのスピードマスタープロフェッショナルなどはそうじゃないんですね。
サブマリーナに限っては50年以上前のモデルでも綺麗かそうじゃないかの状態は覗いてすごくよく似ている。
そんなサブマリーナですが、2018年現在の現行モデルである Ref.116610LNはデイトナのように価格が上昇する一途をたどっています。
リファレンスにLNが付いているようにセラミック素材のベゼルがこの世代のサブマリーナから採用されています。
このセラミック素材のベゼルが搭載されるとどうなるかというと、傷がつきにくいんですが。
するとどうなるか。
いつもきれいな状態を保ってられるようになるので、買取価格も高いわけです。
リセールバリューが高いので中古での買取でも値段が落ちにくくなるという特性があります。
綺麗な状態であればあるほど、価値が高まりますから、結局はロレックスのブランド自体の価値があがることにもつながります。
そんなわけで、現行サブマリーナのプレミア価格の変動を見てみると、2016年からの推移では2018年ではやはり20パーセント強ほど価格が上昇しています。
20パーセントですよw
2年でこの上昇率はとてもつもない。
もはやロレックスが打ち出す定価は当てにならないw
通常、時計メーカーが設定する定価を下回って販売されるのが常ですが、ロレックスに限っては定価を超えることがほとんど。
デイトナのように2倍とかにまでは膨れ上がったりしませんが、サブマリーナ級の人気時計だったら、為替の影響などを含めてもじわじわと上昇して、それだけで投資が出来そうです。
実際ロレックスは投資にもなりますから、資金力さえあれば時間をかけてゆっくり着実に設けることが出来ると思います。
というわけで、サブマリーナの変動価格ですが、
2016年の1月に95万円ほどだった価格は、半年後の7月には87万円ほどまで落ちていますが、そこから半年ごとに8万円、9万円ほど上昇しています。
2018年の1月には113万円ほどまで上昇していますが、これは機械式時計の人気の上昇やデイトナの価格高騰とも関係あるかもしれません。
バーゼルやジュネーブサロンで発表される機械式時計を見てると、各社毎年すごくコストがかかっているコンプリケーションなどを発表していて、中級クラスのだいたい50万円から100万円くらいのモデルのバリエーションを増やして販売を促進しています。
今の時計界は過去最高クラスの人気を誇り、機械式時計がインターネットなどでも広く買われるようになっているので、20代の若い男性も機械式時計に手を伸ばすようになっています。
車離れが進んでいる日本ですが、その資金の行き先が機械式時計などに向かっているとしてもなんらおかしくはないでしょう。