
シードゥエラーが今熱い。
なんてたって2018年の新作ロレックスに登場したモデルにシードゥエラーディープシーがあります。
そのディープシーの中で文字盤がグラデーションになっているDブルーというモデルの新作で、Ref.126660というリファレンスが与えられています。
前作のRef.116660は2008年に登場したディープシーのジェームズキャメロン特別モデルとして2014年に登場したんですが、わずか4年で最初のDブルーが世代交代することになるなんて誰も想像していなかったと思います。
ロレックスは2017年の新作モデルに新型のシードゥエラー Ref.126600(赤シード)を発表しましたが、前作のRef.116600が登場したのが同じく2014年ですからこっちの方は3年で世代交代しています。
硬派なロレックスですがたまに意表を突いた行動をしてくるので油断なりませんw
というわけで、今日は2018年に突如発表されたシードゥエラー ディープシー Dブルーと旧型機とを比較してみたいと思います。
公式ページとかでは違いがあまり詳しく載っておらず、ケースの形が変わったとかムーブメントが変更された程度くらいしかわからないんですが、もうすこし深く掘り下げてみたいと思います。
というわけで、
ケース
新型
旧型
まずケースなんですが、ケースサイドを見てみると、微妙にですが曲線が変わっています。
ラグの厚みもすこしばかり薄くなっているように見えます。
ラグ、ブレスレット
新型
旧型
そしてラグとブレスレット。
ブレスレットを固定するラグというパーツが上から見れば新型は明らかに細くなっています。
それに合わせるように、ブレスレットの幅が少し広がりました。
ラグ自体の幅が細くなったことで広がったラグ間とブレスレット幅で装着感も高まっているんじゃないでしょうか。
おそらくロレックスのことですから、堅牢性はラグが細くなっても損なわれていませんからその辺の微調整をしてきたのかもしれません。
バックル
そしてバックル。
画像じゃちょっと違いが分かりにくいので省略しますが、バックルもオイスターブレスが幅広になったことでクラスプの幅も微妙に広くなり、この辺に微調整が加えられました。
クラスプ側のコマの形状にも微妙に変更が見られます。
分針、秒針
新型
旧型
そして長針と秒針なんですが、新型は目盛りに到達するくらい長くなっています。
より正確な時刻を読み取れるようにするための変更ですかね。
針が目盛りに当たっているほうが時間が読みやすいですから。
SWISS 表記
新型
旧型
ここからが大きいです。
上記の違いでは微妙にしかわかりませんがこのSWISS表記の違いを見れば新型か旧型かが一目瞭然です。
というわけなんですが、一応解説します。
旧型は単に『SWISS MADE』なんですが新型は『SWISS 👑 MADE』という感じで間にロレックスの王冠ロゴが記載されています。
そしてこの『SWISS 👑 MADE』も旧型が目盛りの内側に位置していたの対し、新型は目盛りの外側の外周ぎりぎりのところにプリントされています。
これはナイースなアイディア。
とくに王冠ロゴは見ているとわくわくします。
ワクワクすっぞ!
w
これからこの王冠付きSWISS MADEが標準化されていくんじゃないかなと予想しています。
1モデルのみに採用する仕様とは思えませんからね。
偽造防止用にもなるかな?
フォントもそうですがロゴも合わさると偽造しにくくなる気がします。
ルミナス
新型
旧型
これも新旧モデルではっきり違いが分かります。
逆回転防止ベゼルの12時位置にあるルミナスマーカーが旧型は突出しているのに対し、新型ははっきりと引っ込んでいます。
手でなぞれば引っかからないくらい引っ込んでいるので無駄にここをナデナデしてみたい衝動にかられる人も何パーセントかはいるんじゃないでしょうか?
ワクワクすっぞ!
え?もういい?
w
これくらいですかね。
全体像
新型
旧型
最後に新型と旧型を見比べてみると新型はやはりややすっきりした感じに見えます。
ラグが細くなったことで時計全体が幅広なんですが、シャープな印象になりました。
これで深海3900メートルまで潜れるわけですからね、すごいです。
あとはムーブメントの違いも大きいですね。
旧型に搭載されていたのがCal.3135ですが、新型にはCal.3235が載せられています。
Cal.3235にはどの時間帯でも日付変更が出来る機能が搭載されていますから、非常に便利です。
だいたい夜8時から早朝4時くらいまでは日付変更は厳禁ですがそれがないのがこのムーブメント。
それだけでもかなりうれしいです。
大きい月、小さい月がありますから、永久カレンダー機構がない限り日付変更は必須。
日付が変わる前にしておきたい人もいますから、こういった機能はかなりユーザビリティを考慮してあると思います。
というわけで、他のブランドからすれば微調整レベルの変化ですが、硬派で堅いロレックスにとっては非常に大きな変更でした。