
世の中青一色。
じゃないですけどw
でも青っていいなと最近つくづく思います。
夏が近づいていますが、この梅雨が晴れると爽快な青空が続くのかなと思うとわくわくします。
夏の空はやっぱり何よりも気持ちがいいです。
空の青、海の青、気分はブルーとは全く逆ですね、夏は。
爽快で目にも涼しい青い色は最近では腕時計にも使用されるようになってきています。
青は現代ではよく見かける色ですが、その昔、青はとても高価な色でめったに使用できる色ではありませんでした。
ラピスラズリの宝石から色をとるのがその手法だったわけですが、金よりも高価なことがあり色合いも安定性にかけていたので、製品化するに至らなかったのが青い文字盤なんですね。
最近青い文字盤の腕時計を見かけるようになったのは加工技術の向上によるからだそうなんですが、そうなると青を使用する時計メーカーが増えてきます。
ロレックスも例に倣って青い文字盤の腕時計でバリエーションを増やすようになりました。
硬派なロレックスが唯一試験的な感じでバリエーションを増やすのがデイトジャスト。
それ以外のシリーズでは冒険心とは無縁で、堅く独自路線を行くのがこのブランドのやり方。
一方、なかなか把握できないほど数が多いデイトジャストから登場したブルーダイヤルのモデルは見ごたえがあります。
デイトジャスト 41 18Kホワイトゴールドコンビ Ref.126334
このモデル。
もしロレックスにチェリーニがなかったら僕はこのモデルをロレックスでは1番か2番目の候補にしていたかもしれません。
モデル名にもあるように、このモデルはステンレスとホワイトゴールドが組み合わさったコンビモデルで、れっきとしたロレゾールなのです。
色合い的にも似ているので判断しにくいですが、輝きはステンレスとはやはり違います。
フルーテッドベゼルと呼ばれるキザキザのベゼルが角度によって表情を変える、デイトジャストの中ではかなりゴージャスなモデル。
ホワイトゴールドのおしとやかさが逆にタイガーな印象を与えますw
実際この輝きは病みつきになりそうです。
ホワイトゴールドの輝きはやはり濡れたようなテクスチャを見せてくれます。
ロレックスの広告はいつもすごく上手につくっていると感心するんですが、良さが等身大でうまく宣伝されています。
過大評価でもなく過小でもなく紛れもなくこんな感じ。
動画を見てもお分かりだと思うんですが、ギザギザがついたフルーテッドベゼルは光の当て方で輝く部分と暗くなる部分とができ、まるでピアノの鍵盤を弾いているように見えます。
そのコントラストが強いのがホワイトゴールドの特徴。
ベゼルの表面にうっすらクリアな皮膜が出来ているかのような質感はまるで朝露に濡れているように美しい。
2016年に登場したステンレスとホワイトゴールドベゼルのコンビモデルですが、これまでのロレゾールとはまるでイメージが違います。
なにせホワイトゴールドですからね、イエローゴールドとは派手さが違います。
ですが使用しているのはゴールド素材ですから、資産的には価値があります。
そして腕時計を購入する際に、意外と気にされているのが場面を選ぶかということ。
冠婚葬祭で着用できないような腕時計ではやはり利用用途がへり意味も少し変わってきますから、場を選ばない、特に葬儀での場でも使えるタイプの腕時計だと言えるんじゃないでしょうかね、このモデルは。
41ミリの大きなケースは迫力もあり、現代の腕時計の流れに乗ったモデルと言えます。
パワーリザーブも70時間もあり、防水性は100メートル。
精度はロレックスですから、なんの疑いもないですね。
それにしても、本当に綺麗な青だ。