
2018年になって、ようやく新型デイトナ Ref.116500LNの価格が落ち着いてきたような気がします。
一時は300万円行くんじゃないかというグラフを描いていましたから、中にはそのつもりだった人もいるんじゃないでしょうか。
今買って上がったら売っちゃおうと。
今は落ち着いている、、とは言え下がってはないんですね。
250万円前後で停滞している感じです。
需要と供給、そして人気のバランスがこのくらいで今は保たれています。
これからどうなるかわかりませんが、200万円を超えるステンレスのクロノグラフといえばオーデマピゲのロイヤルオークやパテックフィリップのノーチラス、ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズのよう。
これ3ブランドは世界三大時計ブランドに数えられるメーカーで、現在のラグジュアリースポーツの人気を独占している企業でもあります。
ラグジュアリースポーツという言葉が生まれたのもオーデマピゲのロイヤルオークが始まりなんじゃないでしょうか。
ラグジュアリーでスポーツウォッチ、そう考えてみるとロレックスのデイトナもそのカテゴリに入るはずです。
特に今回のように新型デイトナ Ref.116500LNの価格が250万円もしていたら世界三大時計ブランドのラグジュアリースポーツとも同等の存在になるんじゃないでしょうか。
もちろん腕時計というものは価格が全てではないですが、それでも富裕層や富豪がクオリティの高さ、物自体の良さを判断するうえで大きな基準とするのが価格。
デイトナの基本価格が今回のように上昇しまくっていたら、それだけ人気も希少性も高く、価値ある腕時計として認識されるようになるので、よりハイクオリティな腕時計としてジャッジされるのかなと思います。
さて、そんなデイトナですが、2016年に新作が出る前まで現役として頑張っていた旧型デイトナ Ref.116520の価格がぐいぐいと上昇しているみたいです。
デイトナ Ref.116520
見れば一瞬で新型と見分けがつく旧型。
新旧判別が難しいブランドとしても有名な頑固一徹な保守派のロレックス。
ベゼルが黒くないので一瞬で判別できる旧型の人気は例のごとく人気が急上昇しています。
2016年にバーゼルワールドで発表されて数か月後には販売が始まったのに供給が需要に追い付かず世界中で価格が高騰している新型デイトナは大人気とはいえ、まだまだ生産されているモデル。
2018年だと、むしろまだ始まったばかりで、これから10年近く生産され続けていくであろうモデルです。
一方、2000年から2016年という長いあいだ生産された大人気だったデイトナ Ref.116520はこれからずっと減るばかりです。
新型デイトナのうわさが出てきたころから価格が上昇し始めた旧型ですが、こういった現象はロレックスでは日常茶飯事。
2017年の終わりごろから、この旧型デイトナの価格が目に見えて上昇しています。
最新技術を使用して作り上げたセラミック製のモノコックベゼルの搭載で、ステンレス製のベゼルは旧型で最後の存在に。
2000年から17年間生産されたものでいろいろな仕様変更がされているので、その辺のチェックをしながらどの個体が高い価値を有しているのかを調べて購入することをお勧めします。
旧型デイトナ Ref.116520の最後の生産分が2016年ですから実際はまだまだ綺麗な個体が残っています。
ということは、、、
今がチャンス!
価格帯も200万円を超えてきていて、誕生当時100万円くらいで買えていたモデルが今では中古で200万円を超えるように。
新型デイトナと同様、希少価値と人気の高さから上昇している旧型デイトナの価格ですが、いずれ逆転する日が来るのは明らかです。
しかも新型デイトナの価格の上昇が落ち着いて250万円前後で停滞していますから割と早い段階で価格のグラフが交差する日が来るんじゃないでしょうか。
その中でも貴重でマニアックな仕様の個体があればすぐにでも利益が出る可能性がありますが、生産終了間際の綺麗な最終モデルをずっと持っておくという方法もまたありではないかなと思います。
黒か白かはっきりさせる。 こういうことって結構僕たち日本人には難しかったりします。 曖昧な表現に芸術を見出すこ …
こちらでも書いているんですが、デイトナの文字盤には白と黒の2種類あって、それがモデル世代によって人気が逆転していることがあります。
新型デイトナでは昔の手巻きモデルを連想させる色違いのインダイヤルが人気でしたが、ステンレスベゼルの自動巻きデイトナに関しては若干、黒ダイヤルの方が人気が上です。
というわけで、新型デイトナの代わりに、旧型デイトナを今買っておくというのも将来のことを考えたら一つで案ではあります。
投資という目的ならですが。
自分で着用するというなら好きなほうを選んだほうが良いと思いますが、どちらを選んでもそんなはないというのがロレックスなんですね。
失敗しないブランド、それがロレックス。