
ロジェデュブイという時計を知ってから実はあんまり時間が経っていません。
もちろん、ロレックスというブランドは子供でも知ってる超有名な企業ですが、ロジェデュブイは時計好きじゃないとたいていは知りません。
僕もロジェデュブイについてさっぱりでしたが、時計雑誌を見ていていろいろ見ているとどいった位置づけのブランドなのかということが分かってくるようになります。
ロジェデュブイは簡単に説明すると、自社でムーブメントなどを作ったり、さらには複雑な機構を載せたムーブメントを自ら生み出す、富裕層向けのブランドで、1本1本生産数に限りがあるので一つ一つが貴重なんですね。
ロジェデュブイ・F1モナコGPで優勝したマシンのピレリタイヤをストラップに使用した2017年新作モデル・エクスカリバー スパイダー ピレリ オートマティック スケルトン Ref.RDDBEX0575
こちらの記事で2017年に発表された新作モデルの1つ、ピレリとのコラボ作品についてお話ししたんですが、今日はその続き。
エクスカリバー スパイダー ピレリ ダブルフライングトゥールビヨン Ref.RDDBEX0599
このモデルなんですが、上記で紹介したモデルとよく似ていますが、モデル名にもある通り、フライングトゥールビヨンが2つも載ってるんですね。
ですから、めちゃくちゃ高いです。
ロジェはこういう感じでトゥールビヨンを2個つけたりします。
これ4つつけたら1億とかいくのかなあ。
さて、この腕時計は機構部分以外の基本的なところでは、上記で紹介しているピレリコラボモデルとだいたい同じです。
ケース素材はチタンでDLC加工が施され黒くなっている。
ただ、このモデルではフライングトゥールビヨンが2つも入っているので、径が45ミリから47ミリに拡大されているんですね。
パネライの巨大ルミノールと同じ大きさということです。
そしてストラップなんですが、F1モナコグランプリで優勝したマシンのタイヤを使用して作ったらしい。
この辺は仕様とかスペックを共有しています。
さて、問題の機構なんですが、フライングトゥールビヨンというのはそもそもなんなのか?
トゥールビヨンは皆さんもご存知のとおり、かかる重力を一定化するために振動するテンプを回転させる仕掛けのことなんですが、
フライングトゥールビヨンは、トゥールビヨンが収まっているキャリッジが微笑なボールベアリングで支えられているため浮いたようになっているんですね。
つまり飛んでいる感じになっているのでフライングトゥールビヨンというんですが、それが二つもついているから高いわけです。
トゥールビヨン一つ付くだけで時計が数倍の価格になりますから、2つ付くとどうなる。。
ということなんです。
香箱部分の星型フレームにブルーのロジウムプレートを埋め込み綺麗な星をアクセントにしているのもこのモデルの特徴です。
ちなみに定価は3628万円くらい。
もう笑うしかないw