
サブマリーナが一番輝く季節が終わりました。
9月なって、海水浴に行く人が激減しましたから、海でサブマリーナを使用する人がめっきり少なくなりました。
ですが、サブマリーナを防水性で買う人はあまりいません。
つまり、海での使用などを考慮して購入する人はあまりいないということです。
いつだって、サブマリーナ。
サブマリーナは1953年に開発されて依頼、ロレックスのメインのモデルとして世界中でずっと愛されています。
サブマリーナを愛用している人は本当に多いんですね。
長い間ずっと変わらないデザインが魅力で、モデルチェンジしても基本的なデザインが変わらないので、旧作も新作同様に愛されてました。
そうなると、シリーズ全体を通して人気が出てくるわけです。
通常、時計や車は同じシリーズの新作は旧型とはデザインが劇的に変えられていることが多いですが、サブマリーナの場合新作モデルが常に旧作とにたデザインなので、古いモデルの価格が落ちないんですね。
そうなると新作の価格が上昇します。
そうなると旧作やヴィンテージモデルの価格も上昇するという相乗効果が生まれます。
まるでポルシェの911のようなもの。
そうやって半世紀以上サブマリーナが愛されてきたわけですが、見た目こそ似ているものの、重さや大きさは変化しているのでしょうか?
重さの推移
サブマリーナ ノンデイト
サブマリーナ ノンデイト Ref.14060M 2000年 ~ 2011年
重さ: 129g
↓
サブマリーナ ノンデイト Ref.114060 2012年 ~
重さ: 160g
これが現行ノンデイトサブと先代モデルの重さの違いなんですが、現行になって重くなっています。
サブマリーナ デイト
サブマリーナ デイト Ref.16610 1989年 ~ 2010年
重さ: 135g
↓
サブマリーナ デイト Ref.116610LN 2010年 ~
重さ: 160g
デイトモデルも新型になって25グラムほど重くなっています。
どちらもブレスレットの重みの違い。
ケース厚の推移
サブマリーナ ノンデイト
サブマリーナ ノンデイト Ref.14060M 2000年 ~ 2011年
厚さ: 12.5mm
↓
サブマリーナ ノンデイト Ref.114060 2012年 ~
厚さ: 13mm
ノンデイトのサブマリーナは現行になって厚みが微妙に増えています。
0.5ミリは誤差のような範囲の数値ですから、使用感はあまり変わらないでしょう。
ただ、上記のように重さががらりと変わっているので、その辺くらいですかね、装着で変化があるのは。
サブマリーナ デイト
サブマリーナ デイト Ref.16610 1989年 ~ 2010年
厚さ: 13mm
↓
サブマリーナ デイト Ref.116610LN 2010年 ~
厚さ: 13mm
一方でサブマリーナのデイトモデルはケース厚に変化なしです。
ケースサイズは当然40ミリと、変わらずこの大きさを保っています。
これじゃあ全く変化が分かりにくい。
ケース厚はどちらも13ミリと、これまた同じ。
デザインは似ているし、サイズ感は全く同じだし、モデルチェンジの意味あるの?という人もいます。
確かに見た目の区別がつかなくて、車と違って新型と旧型の走行性能区別がつくわけではないのなら、旧型でも新型でもどっちでもいい気がしてきます。
ロレックスの場合は旧型はプレミア価格が付くので、新型が発表されることが噂されるようになれば、旧型はどんどん値段を上げて行きます。
それがサブマリーナなら価格高騰は顕著。
旧型の良いところはやっぱりヴィンテージ感を味わえるところでしょうか?
基本デザインが似ているとはいえ、ベゼルやダイヤルデザインはちょっと違うし、なによりヴィンテージ感やアンティーク感を感じられます。
車の世界では過去の名車のような古いモノが好きという人が結構多いですが、腕時計などの趣味の世界に関しても同じことが言えます。
サブマリーナは決して美しいタイプの腕時計ではないんですが、男らしい無骨なデザインの中にも、ロレックス独特の美が感じられるんですね。
時計自体の大きさも変わらず40ミリで、厚みもほとんど変化していません。
このサイズ感がサブマリーナが一番美しいとされる大きさなんじゃないでしょうか。