
デイトジャストが無かったらいまのロレックスは存在していないんじゃないか、とも言われるブランドの根幹ともいえるモデルがこれ。
人気はデイトナやサブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスターなどに持っていかれている同ブランドですが、
これら4モデルはスポーツウォッチとして世界でも非常に高い人気を誇っているわけですが、
スポーツウォッチが存在感を示す中、世界中で地味に、そして大量に売れているのがデイトジャストなんですね。
デイトジャストがロレックスの顔だった時代もあり、デイトジャストのシンプルで使い勝手の良い、割と安価な実用時計は、富裕層云々関係なしに、世界中で売れています。
隣人や友人の友人などもデイトジャストを保有しており、腕時計や靴にこだわりのある意識の高い人たちはデイトジャストをかっこよく着こなしている感じでした。
さらに、デイトジャストはロレックスですから、代々受け継いでいける腕時計としても根強い人気があります。
そして安い!
高いだけというイメージもあるロレックスの中では完全に意表を突く価格帯であるのがデイトジャストやオイスターパーペチュアルなんですね。
その中でも僕が大好きなロレゾールモデル、つまりコンビモデルは、2018年にモデルチェンジされました。
2004年から生産されていたデイトジャスト Ref.116233は2018年の新作 Ref.126233を持って生産終了となりました。
デイトジャストは生産終了してもありふれているので、プレミア価格が出ることはあまりありません。
ですから、中古で購入するなら狙い目かもしれません。
外観の違い
さて、2018年に新型が登場したのはいいんですが、あまり見た目が変わりません。
どこがどう違うのかという疑問が湧いてきますが、簡単にご説明いたします。
新型デイトジャスト Ref.126233
旧型デイトジャスト Ref.116233
見比べてもなかなかわからないんですが、ケースサイドやラグの形などが微妙に変わっているみたいです。
2018年に登場した、ジュビリーブレス搭載の同じく新型のGMTマスターIIもケースサイドの形状がより手首に馴染むように変更されていますが、実際は比べてみないとわかりません。
ムーブメントの違い
新型デイトジャスト Ref.126233 Cal.3235
旧型デイトジャスト Ref.116233 Cal.3135
見た目の違いはなかなか感じられませんが、それは旧型がすでに完成されたものであるという証拠です。
変更する部分があまりないんですね。
ですから、中の機械が違うことが一番今回の変更で一番大きな点なんじゃないでしょうか。
ロレックスは精度やパワーリザーブ、耐久性を求めて日々研究を行っています。
高い実用性を最大限追求するロレックスはムーブメントに関しても世界一。
高い精度はもはや説明する必要はありませんが、
旧型に搭載されていたCal.3135とCal.3235の違いで実用性が大幅に向上していると言います。
例えばパワーリザーブは48時間から70時間まで向上し、およそ3日間の長いパワーリザーブを実現しています。
ほぼ1日のリザーブ時間ですから、便利なのは間違いない。
そして、一番大きいのはデイト機能がついているムーブメントは、通常夜8時くらいから次の日の朝4時くらいまでは日付変更をしてはいけないという構造になっていますが(壊れやすいらしいです。ロレックスがそういうルールを決めているわけではありませんw)、
新型に搭載されているムーブメントCal.3235は日付変更禁止の時間帯がないそうです。
何時だろうが、日付変え放題なムーブメントなんですね。
それが一番大きな違いだと言えそうです。
デイトジャストは永久カレンダーでもないし、アニュアルカレンダーでもないので、大の月、小の月を考慮しないといけません。
年に5回くらいは日付変更しなければいけません。
止まらせた場合はそれ以上です。
ですから、この日付変更禁止の時間帯がないということはかなりのメリットがあるわけです。
それを知らない人も中には絶対いるだろうし、たったそれだけで壊れたら泣くに泣けないですからね。
えーん。
まとめ
ということです。
見た目の違いはあまりありません。
ないんですが、微妙にケースの形状やラグの幅などが変更されているので耐久性なども向上しています。
ムーブメントではかなり大きな変更点が見られますが、とても便利になったと言えるでしょう。
旧型でもあまりプレミア価格が付かないのであれば、新型のデイトジャストの方が良いんじゃないでしょうかね。
日付変更禁止の時間帯がないのと、パワーリザーブがほぼ3デイズもついているのは非常に魅力的ですから。
新型デイトジャスト Ref.126233
旧型デイトジャスト Ref.116233