
ロレックスはどんなブランド?
さて、ロレックスはとても良いブランドです。
それは、ロレックスの時計作りを知れば知るほど分かってくることですが、
どんなモデルだろうと、ロレックスは手抜きしない。
こういう企業ってなかなかないんですよね。
安いモデルだろうが、精度はデイトナやデイデイトなどと同じ。
精度、歩度を担うパラクロムヒゲゼンマイはすべての現行モデルに使用されています。
針やインデックスにはゴールドが使用されており、耐磁性や耐蝕性にも優れた仕様が、全てのモデルに採用されているわけです。
ですから、ロレックスが今日の人気を誇っているのは、高いモデルだろうが、安いモデルだろうが、
時計としての価値や、資産としての価値を、平等に維持しているからです。
高額なモデルはより高額な価値を維持し、オイスターパーペチュアルのような安いモデルも、デイトナやサブマリーナと同様に、購入価格に近い、高い割合の価値を保有しています。
ロレックスでよくあるのが、売却価格が購入価格を超えるという現象。
所有している時に新たな新作モデルが登場すると、過去の旧作は値段を上げるので、ロレックスで一儲けできるようになります。
それがロレックスの人気の秘密の一つなのであります。
ロレックスで投資する人が多いのもそのため。
株は数日や数週間、もしくは数か月で儲けを出してやろうという人が多いですが、ロレックス投資の基本は数年保有することにあります。
成長企業や優良企業の株を最初から数年間保有しようという人があまりいないのに対し、ロレックス投資をする人は年スパンで見ています。
株式投資と同じ基準で考えると、ロレックスで儲けを出すというのもなんら不思議なことではない気がしてきます。
ロレックスで一番安いオイスターパーペチュアルはダサいのか?
何をおっしゃる。
オイスターパーペチュアルがダサいという人はおそらく価格帯で判断しているからだと思います。
エクスプローラーIIやサブマリーナの価格が50万円以下なら、そういう意見がこれら2モデルでも出てくることでしょう。
結論から言うと、オイスターパーペチュアルは全く持ってダサくない。
もしオイスターパーペチュアルがダサいのならば、世界中で売れに売れまくっている、デイトジャストもまたダサい腕時計ということになってしまいます。
なんてたって、デイトジャストはオイパペにデイト機能を付けただけのような腕時計ですから、オイパペがダサいなら、デイトジャストもダサいということになります。
さらに、サイクロップレンズと呼ばれる、デイト上の拡大鏡に関してはダサダサの古臭いおじさん時計ということにもなってしまいます。
もしそうなら、デイトジャストが世界中でこんなにも大反響で、売れに売れまくるということはありません。
そして、デイトジャストがださいなら、デイデイトもまたダサいということになります。
これがデイデイトと呼ばれる、デイトジャストの12時部分に曜日を足したモデルなんですが、
デイトジャストと見分けがあまりつかないモデルとしても有名です。
しかも、デイデイトはロレックスの中でも最上位モデルとしても位置付けされているシリーズ、アイゼンハワー大統領にも贈られた由緒あるシリーズで、プレジデントブレスというのも、このことから来ているわけです。
つまりオイスターパーペチュアルをダサいというならば、結局はブランド最上位モデルのデイデイトを否定することになり、
それはつまり、ロレックス全体を否定することにもなりうるわけです。
もし、オイスターパーペチュアルが、ゴールド製のバリエーションしかなければ、
『シンプルで、かっこいい、実用性のドレスウォッチ』
と言われていたことでしょう。
まとめ
ロレックスはロレックス、価格で語るものではありません。
僕はデイデイトよりも、デイトジャストの方が好きだし、
デイトナよりもチェリーニの方が断然良い腕時計だと思っています。
それらのシリーズは比べることは出来ないし、比べる必要もないわけです。
誰が何を言おうが、オイスターパーペチュアルが気に入ればそれでいいわけです。
今でこそ、新型のデイトジャストのデイト機能は日付変更禁止の時間帯がない素晴らしいムーブメントが搭載されていますが、
それまではそうじゃなかったため、僕としてはデイト機能はいらないので、オイパペの方がいいじゃん、と思ってたくらいです。
特にオイスターパーペチュアル39のダークロジウムダイヤルのモデルは最高にかっこいい。
オイスターパーペチュアル39 ダークロジウムダイヤル Ref.114300
これほど美しいドレスウォッチはロレックス内なら、チェリーニを除いてはそうそうないはずです。
ロレックスを価格で決めるなら、断然デイトナに行ったほうがいいです。
デイトナは言うまでもなく、ロレックスの中では一番人気の腕時計、世間からの評判もめちゃくちゃ高い。
もし、時計を見せるためのツールという意味で購入するなら、デイトナやサブマリーナは間違いなくベターな選択です。
ですが、オイスターパーペチュアルのように、長い間ずっと使っていけるような簡素なデザインの腕時計は、使えば使うほど、味と愛着がわいていく良い腕時計とも言えます。
時計作りに妥協がないロレックスだからこそ、安いモデルを購入しても安心なわけです。
だったら、一番安いモデルのオイスターパーペチュアルでもよくない?という思ったりするわけです。
時計に何を求めるかが重要になってくるわけですが、オイスターパーペチュアルをエンジョイしたら、それを売ってデイトナの頭金にするという買い方もあります。
購入金額と売却金額があまり変わらないのがロレックスですから、こういった買い方を出来るのもこのブランドだけということですかね。
オイスターパーペチュアルがダサいならロレックスすべてがダサいのです。