
非常に意外でした。
サブマリーナと言う腕時計がめちゃくちゃ人気で、デイトナに次ぐほど人気ですから、このシリーズも現行モデルではやっぱりオーソドックスなモデルが一番人気だと思っていました。
グリーンでもない、ロレゾールと呼ばれるコンビでもない、18Kイエローゴールドでもない、普通の黒いモデル。
このブラックのRef.116610LNが一番人気だと思っていたんですが、実はそうじゃないらしいのです。
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こちらの記事では、ロレックスのスポーツモデルの新品、中古、定価などをそれぞれモデル別に紹介しているんですが、グリーンサブは緑であるというだけなのに、定価からしてすでにブラックサブマリーナよりも高額なんですね。
チェリーニはデイトジャストやオイスターパーペチュアルと比べてどう? ロレックスと言えばスポーツウォッチとしての …
こちらでチェリーニの定価について書いているんですが、チェリーニの定価は素材が同じなら価格は同じに設定してあります。
チェリーニタイムならホワイトゴールドでもエバーローズゴールドでも価格は変わらないということ。
エクスプローラー2でもミルガウスでも、文字盤の色では価格に差は付けられていないんですね。
ですから、サブマリーナでは明らかに何かが価格に影響しているということになります。
ベゼルの色が緑になったからと言って定価が7750ユーロから8200ユーロまでになるのはちょっと不自然。
あまり大きな金額の差じゃないですが、これは人気の違いでこの差が出たんじゃないかなと思います。
先ほどの主要スポーツモデルの定価の記事でも書いている価格帯を見てみても、
黒いモデル Ref.116610LNの新品価格を定価で割った値と、グリーンサブを同じ様に計算した値とでは、グリーンサブの方がやはり上昇率が2パーセント上でしたから、仮にベゼルの色を緑にするだけで定価が上がったとしても、
新品価格の上昇率はやはりグリーンサブの方が高いですから、人気は緑色のモデルの方に傾いていると言えるでしょう。
ブラックサブマリーナ Ref.116610LNの価格推移
ということで、サブマリーナ Ref.116610LNの価格推移をグラフで見てみたいと思います。
グリーンサブ Ref.116610LVはどんな時計? 悲しいお知らせと良いお知らせがありますw 持ってる人には …
と、その前にグリーンサブの価格推移について書いているので、こちらも参考にどうぞ。
ということで、
ブラックサブマリーナ Ref.116610LNの価格推移グラフ
image by kakaku.com
グラフとしては完全に右肩上がりになっています。
ここ2年の価格推移だと、平均価格およそ84万円から、平均価格123万円まで上昇しています。
2年でおよそ40万円の上昇を見せているわけなんですが、これってほぼ1.5倍w
異常なほど価格が上がっています。
緑のサブマリーナの方と言えば、2年で50万円以上も価格が高騰しているんですね。
ちなみにこちらがグリーンサブ Ref.116610LVの価格推移グラフ。
緑のサブマリーナの方は上昇具合がさらに上です。
2年前では両者の価格差は10万円程度でしたが、今では30万円まで開いています。
この調子だと、グラフの角度から言っても、40万円、50万円と開いて言っても不思議ではありません。
いまだになぜグリーンサブの方がここまで極端に人気が高いのか分かりませんが、こういう意外性のあるところが面白いんですよね。
デイトナの時もそう。
ベゼルがステンレスだったころは文字盤は黒いほうが人気でしたが、セラクロムベゼルになってからは白文字盤の方が10万円は高いんですね。
その差10万円もサブマリーナのように20万円、30万円と開いていくことも十分に考えられます。
色が違うだけで、ここまでの差が出るとはロレックスも予想していなかったんじゃないでしょうか?
なにせ他のメーカーでは色違いというだけで、ここまでの差は出ないですからね。
差ともわからないくらいの微妙な誤差程度の金額差しかありませんから。
まとめ
ロレックス全体で時計の価格が上昇していますが、ここ2年で1.5倍近くまで価格が膨れ上がったモデルはあんまりありません。
サブマリーナはデイトナに次いで人気のあるシリーズですが価格帯が割と低いところが魅力的でした。
100万円を切る価格で新品が買えていたわけですから、そりゃあ人気があったわけです。
100万円と言えばやっぱり一つの大きな区切りですから、その価格を20万円以上も超えてしまったらやっぱりちょっと購入をためらってしまいます。
ロレックスをすでに所有している人にとってはすごくおいしい話なんですけどね。
というわけで、右肩上がりで価格が上昇するサブマリーナでした。
最後嫌味っぽくなってしまったw
1時間もサブマリーナについて解説してくださっているw