
さてさて、最近しつこいくらいに18世紀の腕時計について語りまくってる僕ですが、
1700年代は名ブランドが生まれては潰れ、または休止して、というのが起こったメーカーが多い時代でしたが、エルケンドルやアーノルド&サン、ジャケドローなどがそのいい例。
復活してくれてありがとうと言いたくなるブランドばかり。
個人的に大好きなジャケドローと、アーノルド&サンの英国的な雰囲気も好きな僕。
エルケンドルが放つ独特の雰囲気もまた、時代を感じれていいのはいい。
不思議な感じのする時計を作っていて、マザーオブパールの文字盤やU-BOATのデザイナーが表現するブランドコンセプトなどは他では全く見られない。
イギリスの大航海時代が生んだ時計ブランド、エルケンドルの現代の顔は過去の歴史をほうふつとさせるいいデザインをしています。
お話しした通り、U-BOATのデザイナーが織りなすハーモニーはブランドの哲学をうまく表現しています。
マザーオブパールが使用された文字盤は印象的で、なおかつ海とも関りがあることから、とても調和のとれたいい作品ばかりだと言えます。
個性なスタイルが目立つのもいい。
さて今回もエルケンドルの個性的な文字盤が特徴的なモデルを2本ほど紹介したいと思います。
エルケンドル K6 Ref.K6-002
このモデル。
文字盤が天然素材で非常魅力。
ちょっと魔力を感じるスタイルをしているところがまたいい。
このモデルもまたレギュレーター仕様になっていて、8時位置にあるのが時針、4時位置にあるのが秒針。
12時位置のビッグデイトは小窓以外からもディスクを見せる面白い仕様。
リューズガードが飛び出てそのままリューズガードをかこっているような頼もしい外観。
エルケンドル K7 Ref.K7-002
このモデルもまたまた面白い。
夕焼けのようなマザーオブパールを使用した非常に印象の強いモデルで、10時位置にあるのはGMT機構。
24時間で表示する便利屋なやつです。
そして4時位置にあるのがデイト。
ディスクが回転する通常の仕組みなんですが、6日分表示しているところが六分儀を連想させます。
こういった感じで大航海時代の船を思わせるデザインが特徴的で、さすがデザイナーはやはり違うというのがとても良く感じられるブランドだとこのエルケンドルを見て思いました。
というわけでこれら2モデルは2017年の新作ですが、とてもユニークで面白い。
ETAのムーブメントを使ってはいますが、他社のモジュールを搭載するなどして独自の時計を作っているエルケンドル。
まず1700年代のブランドだというところで惹かれちゃいます。