
パネライらしくないラジオミール
パネライの特徴は何でしょう?
デカい?
それもあります。
ダサかっこいい?
それもありますw
結果虜になっちゃうんですよね、パネライは。
ケース?
そですね、ケースの形というのもパネライの腕時計やイメージを形成する大きな要因になると思います。
パネライを構成するメインシリーズはルミノールとラジオミールですが、そのどちらもが面白い形状をしています。
クッションケースと呼ばれる形状なんですが、これがなかなか絶妙で癖になる感じなんですね。
もはや説明する必要もありませんがこれがなかなかくせ者で、このクッションケースがパネライの好きと嫌いを分けているとも言えるんじゃないかなと思います。
ある人はダサいというし、ある人はそこに虜になっています。
今日はですね、そのクッションケースがとても高級に見えるラジオミールを紹介したいと思います。
パネライ ラジオミール1940 クロノグラフ オロロッソ 世界限定100本 Ref.PAM00519
この1本です。
ヴァシュロンコンスタンタンが奏でるハーモニー 前回僕はヴァシュロンコンスタンタンの腕時計にはかっこかわいいクッ …
と、その前にこのモデルをご覧ください。
ヴァシュロンコンスタンタンのクッションケースのモデル、『ハーモニー』なんですが、クッションケースがすごくゴージャスな1本で、こんな感じにまとめられたパネライのラジオミールが今回紹介している Ref.PAM00519なんですね。
実際全然パネライらしくないスタイルをしている。
ゴールドのケースがすごく豪華なんですが、それ以外にもパネライらしくない特徴をたくさん備えているので、正直ラジオミールには到底見えません。
カリフォルニアダイヤルと呼ばれるケンタウロスのように、上と下が別であるインデックスがデザインされています。
上はローマンインデックス、下はアラビアインデックスというインデックススタイルと、クロノグラフのインダイヤルが合わせられた複雑なタキメーター付きダイヤルを装備すればパネライの腕時計だとはなかなか思いません。
むしろ上記でお話ししたような、雲上ブランドの特別モデルなんじゃないかというくらいゴージャスに見えたりします。
というわけで、このラジオミール PAM00519のスペックについて簡単に説明いたします。
45ミリのレッドゴールドケースに自社製ムーブメントCal.OP XXVが搭載された手巻きモデル。
ケースバックから覗く綺麗に面取りされた手巻きムーブメントが美しくそびえたっています。
インカブロック耐震装置、スワンネック緩急針などを搭載した毎時180000振動という2.5ヘルツの周波数を発する旧タイプのムーブメントがこの1本には載せられています。
まとめ
まあ、とにかく美しい1本です。
パネライのラジオミールとしてみると違和感があると思うので、これは別物の腕時計として解釈すべきですかね。
かなり綺麗に複雑化しているデザインなのと、18Kレッドゴールド素材でクッションケースを作っているので、本当に雲上ブランドのモダンなクロノグラフモデルであるかのようにも見える一品です。
こういったモデルがパテックやヴァシュロンにあっても実際おかしくない気がします。
針の感じと言い、とにかくすべてが通常のパネライにはない必要以上のゴージャス感を醸し出しています。
というわけで、今日はパネライらしくないラジオミールを紹介したかったんですが、僕が言わんとすることは分かってもらえたと思います。
ではでは。