
左利き用の腕時計って存在しますか?
僕はパネライ以外で左利き用にリューズが左側についている腕時計を一般的に販売しているメーカーを知りません。
そういうかゆいところに手が届く腕時計は国産メーカーなんかが作っていそうですが、どうなんでしょう?
セイコーやシチズンはデザイン的にはぱっとしないところがありますが、実用性やコスパ、使い勝手や精度なんかは割と世界でも最先端を行ってるんじゃないかと思います。
車と同じ感覚です。
ブライトリングのナビタイマーには、自動巻きと手巻きを区別するために最初左側にリューズがある自動巻きクロノグラフモデルが存在していましたが、今ではそういったもでるはもう存在していません。
基本的に左側にリューズがある左利きの人が右腕に着用するために作られた腕時計はそんなに存在していません。
ですから、パネライのデストロタイプのルミノールがいかに貴重で便利で、ユーザビリティに優れているかが分かります。
ルミノール レフトハンド 8デイズ パワーリザーブ アッチャイオ Ref.PAM00796
ということで、このモデルは、2018年に発表された新作パネライなんですが、レフトハンドが登場するととてもワクワクします。
レフトハンドモデルのルミノールは全体に比べるとやはりまだかなり少ない。
いきなりですが、皆さんは右利きですか、左利きですか? おそらくほとんどの人が右利きだと思うんですが、 世界中の …
こちらでも紹介していますが、まだ10数本しかルミノールレフトハンドは存在していません。
このレフトハンドなんですが、もともとは左利き用というわけではなく、イタリア語で『右』を意味するデストロモデルと呼ばれていて、右腕に着用して使用するという意味だったようです。
それも潜水ダイバーが作業や任務を遂行する上で実用性が高まるようにという意味で作られたそうです。
それがいつしか、レフトハンド、つまり左利きの人が右腕に着用するという意味に変わり今のようにレフトハンドと呼ばれているのです。
そういった経緯は別として、左利きの人が右腕に着用してもリューズを巻いたり、時間調整したりできる機能はとても便利だと言えます。
しかし、このレフトハンドルミノールが左腕につけられているという現象もたくさん見受けられるんですね。
パネライのルミノールの特徴と言えばリューズガードと呼ばれるリューズを守るプロテクターが付いていることなんですが、これがごっつくて邪魔になるという人もいるようです。
カッコいいけど、手の甲に当たって少々使い勝手に困るということがあるみたいなんですが、左腕にレフトハンドを付ければリューズガードが手の甲に当たらないんですよね。
そういう面でもレフトハンドは重宝するんですね。
そして数が少ないので需要がたくさんあるのもレフトハンドの特徴。
僕もルミノールならレフトハンドの47ミリのモデルはすごく良いんじゃないかなと思います。
パネライには欲しいモデルが5つ~10こくらいあるんですけどねw
そして今回紹介しているレフトハンド Ref.PAM00796も以前とデザインをほとんど変えず微妙な違いのみでリニューアルしています。
8デイズの文字が青かったり、パワーリザーブインジケーターがシースルーバックから覗けたりと、ディテールが微妙に違ったりしています。
ベースデザインが同じで、機械的な部分が最新なので、マニア離れしないモデルだと言えるんじゃないでしょうかね。
パネライらしいデザインが残されています、完全に。
ちなみに搭載されているムーブメントはもちろん自社製のCal.P.5001で防水性も300メートルあるんですが、これも初期ごろのルミノールと同じ値です。
100メートル防水になっているモデルも多数存在しますからね。
おっと、大事なことを言い忘れていました。
ケースサイズは一番人気の44ミリです。
非常に需要が高い腕時計になるでしょうね、これから。
まとめ
この1本、すごく良いです。
現在のパネライらしく、長いパワーリザーブが搭載された1本で、過去のパネライらしく、手巻き式が採用されています。
デザインも元祖パネライらしい外観で、何も崩していないところが好感が持てる1本です。
一目では新作だとわからないところがいいですよね。
特に昔のパネライの方が現代の薄型で派手目なパネライより好きな人には、かなりおすすめです。
しかもレフトハンドですからね。
そして、そういった元祖のデザインが好きな人がパネライにはまだまだとても多い。
僕もパネライはPAM00001やPAM00002などのオーソドックスなデカ厚が好きですから、そういった人にはとてもウケる1本だと思います。