
前回はランゲ&ゾーネのレクタングルウォッチについてお話ししました。
ランゲ&ゾーネにレクタングル型の腕時計があったのかという驚きがあったことをお話ししたんですが、今日はそんなランゲの長方形時計、カバレットの種類についてちょっとだけ見てみようと思います。
先日はランゲ&ゾーネがコレクションに向いているかという話をしました。 結果を話してしまえば、答えはノーなんです …
これは前回カバレットについて紹介した記事なんですが、ランゲ&ゾーネのことですから、ほかにも綺麗なカバレットが存在すると思ったので探してみるとやっぱりありました。
基本デザインは同じです。
アルファ針、ローマンインデックス、アウトサイズデイトなどなど、統一性がみられるところはドイツらしいところです。
なので、素材の違い、機構の違い、文字盤カラーの違いなどによって変化が付けられたシリーズなんですが、機能が加わったりするだけで雰囲気が微妙に変わってきますよね。
というわけで、まずは1本目。
カバレット 18Kピンクゴールド ブラック Ref.107.031
image by www.jubilee.co.jp
これは前回紹介したモデルのブラックダイヤルバージョンです。
文字盤が違うだけでかなり引き締まった印象を与えるとともに、ちょい悪系な雰囲気も感じられるんじゃないでしょうか?
悪い男のダンディな悪男ウォッチという感じの高級角時計ですw
僕としては白い文字盤の方が好きですけどね。
カバレット ムーンフェイズ 18Kピンクゴールド Ref.118.032
そして次はカバレットにムーンフェイズが足された1本。
6時位置にレイアウトされた綺麗なムーンフェイズとスモールセコンドが一つになったものなんですが、珍しいことに、スモールセコンドの始まりの目盛りが9時位置になっているんですね。
通常は秒針は12時位置でスタートし、1週したところでまた次に分を刻むんですが、このモデルは9時位置の左側が起点となっています。
こんなの見たことないw
しかしランゲ&ゾーネのしていることですから、なにも間違いなどはないんでしょうが、左右対称じゃないところが気になる人もいるかもしれません。
ケースの形状が長方形になっていることからくるレイアウトの変更なのかもしれませんが、僕は別になんともないですね。
カバレット トゥールビヨン 18Kピンクゴールド Ref.703.032F
そして3つ目はカバレットトゥールビヨン。
6時位置にトゥールビヨンを配置したことで、スモールセコンドが8時位置に移動されたレイアウトを持つ1本。
左右対称のデザインにするためか、4時位置にはパワーリザーブインジケーターも配置された美しい1本です。
美しい、そしてかなり高額なモデル。
レクタングルウォッチの究極系ですね、これは。
まとめ
ということで、まとめ。
ランゲ&ゾーネのレクタングルウォッチはまだ無名です。
ずっと無名なんですがw
ですが、このモデル、このまま存在を知られないでおくには非常に惜しいシリーズです。
ムーブメントは自社製造のランゲ&ゾーネ製の手巻きですからすごく評価も高いです。
ブランドバリューなどのステータス、そしてデザイン、どれをとっても超一流の同メーカーの1シリーズの知名度が異様に低いのは良くありません。
これまで長方形の腕時計と言えばジャガールクルトのレベルソや、フランクミュラーのロングアイランド、パテックフィリップのゴンドーロなどが有名でしたが、カバレットの存在も忘れてはいけません。
これだけ美しいデザインで、世界5大時計ブランドの入る雲上メーカーのランゲ&ゾーネのシリーズですから、高級なレクタングルウォッチを探している人には是非このドイツブランドを推したいですね。
レベルソと同様に。
ブランド価値的にはランゲ&ゾーネの方が格段に高いですからね。
そういったステータス面も重視する人にはこれ以上はない選択だと思います。
カバレットは。