
サブマリーナ Ref.116610LNとGMTマスター2 Ref.116710LNの違い
ロレックスにはいろいろなスポーツモデルがありますが、時として、いつの時代のモデルだったかわからなくなるものがあります。
というか、一般的にはサブマリーナやステンレスベゼルのデイトナはいつの時代ものかわかりにくかったりします。
なにせデザイン変更があまり行われないので、世代交代してもどこがどう変わったかと言うのが議論になるのがロレックスなのです。
デイトナもゼニスのエルプリメロを載せた4代目のRef.16520と5代目のRef.116520はもはや一瞬では区別がつきません。
Ref.16520
Ref.116520
これらが例のデイトナなんですが、こういう感じで見分けがつかないモデルがロレックスにはたっぷり存在しますw
その一番いい例がサブマリーナかもしれないですね。
サブマリーナに関してはマニアックな人じゃないと世代ごとの違いが分かりません。
そういう感じでロレックスはブランド全体でいろいろと共通点が多いんですが、中にはシリーズが違うのにとてもよく似ているものも存在します。
それがサブマリーナ Ref.116610LNとGMTマスター2 Ref.116710LNの黒ベゼルのモデル。
サブマリーナ Ref.116610LN
GMTマスター2 Ref.116710LN
これら2モデルはサブマリーナとGMTマスター2ですから、機能と言うか用途が違うわけです。
サブマリーナはプロのダイバーが使用するほどの完成度の高い腕時計で、GMTマスター2は最大3つのタイムゾーンの時間帯を知ることが出来る海外を飛び回る人へ向けた腕時計です。
デザインはかなり似ているんですが、一つは海に潜る人のための、もう一つは空を飛ぶ人たちへの腕時計なんですね。
回転ベゼルのデザインが違い、GMT針の有無が違うだけで、あとはほとんどデザインが同じ。
ケースサイズも40ミリと、区別すること難しいですが、GMT針がある方がGMTマスターなんだなと言う感じで判断できます。
これらの2モデルなんですが、サブマリーナはご存知、防水性が300メートルありますから、1ミリだけケースが分厚いのです。
これが防水性200メートルの差なんですが、たったこれだけで防水性が300メートルもアップしているのはやっぱりすごい。
その分時計の重さがGMTマスター2の152グラムから7グラムほど重い、159グラムになっています。
ほとんど差がないんですけどね。
まとめ
どちらも見た目もサイズもすごくよく似ています。
ダイバーズウォッチであるサブマリーナの方は1ミリ分厚く、7グラム重いんですが、それだけ。
防水性の違いが3倍にもなっているので、やはり水の中でに使用を想定している人にはやはりサブマリーナは最高の選択だと思います。
一方、GMTマスター2は異なるタイムゾーンの時間を表示してくれますから、やはりこの辺はほかでも言われているように海外によく行く人におすすめです。
年に2回くらいヨーロッパを周ったり、オーストラリアやアメリカ、ハワイなどに頻繁に行く人にはGMT機能が付いていたほうが実用面ではとても良いと思います。
あまり使わない機能なんですが、あると便利なんですよね。
そういったところにお金をかけるというのが贅沢品であり、時計好きにとっては喜びだったりします。
GMTマスター2の存在理由も、まだ飛行機での海外旅行が一般的ではなかった1960年代に、富裕層に向けて作られたといのが始まりですから、サブマリーナより贅沢品という位置づけなんですね。
と言うのが、実用面に関しての理由。
両方ともデザインは確かに似ていますが、微妙な違いが大きな違いであるのがロレックスですから、見る人によってはこれら2モデルは全く別の存在なんですよね。
僕だったらGMTマスター2の方が良いかなと思います。
とは言っても、直感的に決めちゃうのが良いと思います、ことロレックスに関しては。
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