
最近レクタングルの腕時計に力を入れているメーカーが増えているような気がします。
レクタングルと言うと、長方形の腕時計なんですが、好きな人は大好きで、それしか着用しないというコアな人が結構いたりするんですが、あまり興味ない人は丸いモデルばかりに行ってしまう傾向があります。
男性用ならダンディでおしゃれ高級、女性用ならこれまたおしゃれでゴージャスですから、30代以上の男女に使用される傾向にあります。
もっと言えば40代以上、50代以上でもっとよく見かけるんじゃないでしょうかね。
僕も30を過ぎてレクタングル型の腕時計がすごく好きになったんですが、特にカルティエのタンクやジャガールクルトのレベルソはたまらないくらいゴージャスです。
先日はランゲ&ゾーネがコレクションに向いているかという話をしました。 結果を話してしまえば、答えはノーなんです …
最近ではランゲ&ゾーネにレクタングル型のシリーズ、カバレットがあるということをお話ししましたが、これがまたレベルソやタンクの存在を脅かすいいデザインなのです。
前回はランゲ&ゾーネのレクタングルウォッチについてお話ししました。 ランゲ&ゾーネにレクタングル型の腕時計があ …
こちらでも紹介していますが、僕はこういった高級感のある腕時計に目がないのです。
H.モーザー スイスアルプウォッチ コンセプト コズミックグリーン
そして、今日紹介したいのがH.モーザーの1本。
レクタングル型のモーザーを初めて見たわけですが、非常に不思議な感覚に陥る腕時計であることは、ケースの形状を変えても同じであるようです。
H.モーザーは1800年代の前半に設立された時計メーカーで、一時時計作りを休止していましたが、最近になって復活した時計ブランドのの一つで、妖艶で不思議な雰囲気を放つ腕時計を数々作っているわけですが、こういった感じで、内側から外側にかけて色が濃くなっていくダイヤルはすごく美しい。
ヒュメダイヤルというそうですが、レクタングル型になった今コンセプトモデルでも採用され、H.モーザーの作品であることが瞬時に分かります。
あまりにシンプルで飾り気がないデザインなので、アップルウォッチやその他のスマートウォッチのデジタル画面に見えなくもないんですが、100パーセント機械式ムーブメントを搭載した1本なんですね。
しかもパワーリザーブが4日間もあるという、超タフなロングリザーブモデル。
世界限定20本しか製作されなかった美しすぎるレクタングルで、標準化され、知名度が上がれば確実にレベルソやタンクの脅威になってくるであろうシャフハウゼン発の腕時計です。
IWCとも関りの深いH.モーザーですから、互いに美しさに影響を与え合っているのかもしれません。
まとめ
ということでまとめ。
非常に美しいレクタングルウォッチがH.モーザーから発表されましたが、いやはや、非常に妖艶で魔力を感じさせるデザインになっていますが、これまでのH.モーザーの作品と何ら変わらずビューチフル。
まだまだ知名度は低いですが、こんな美しい腕時計達が埋もれているのは実に惜しい。
ジャケドローもそうですが、一度活動が休止した時計メーカーにはこういった美しい魅力というか魔力のようなものを持つものがおおいんですよね。
これまで8という数字を深く考えたことはありませんでしたが、ジャケドローというブランドの腕時計を知っていくうえで …
ジャケドローに関してはこちらでも紹介しているので、良ければ読んでみてください。
というわけで、魔力を感じさせるコズミックグリーンの1本でした。