
第3世代のサブマリーナの最大の特徴は第1世代、第2世代の初代頃のモデルと同様、
リューズガードがないところ。
ガードがないのでぱっと第3世代以前だということは一目瞭然。
リューズガードのないモデルはやっぱりレアだw
ドラクエのはぐれメタルを見つけた時みたいに即ゲットして数万ポイントの経験値をゲットしてほしいですが、
こっちのほうは逆に数百万から1千万越えの現金を渡さなければならないw
それだけ古いサブマリーナにもデイトナと同様希少価値が出ているのです。
この第3世代と呼ばれるサブマリーナは2種類。
Ref.5508とRef.5510
この2つを追って見てみましょう。
1. Ref.5508
まずはこっちの方から。
こっちのRef.5508は製造期間は1957年から1962年と5,6年しか作られなかった。
ロレックスのなかでは割と短命に終わっているモデル。
リューズガードのないキレイなラインが魅力的で100m防水最後のモデルでもあります。
ベゼルは真鍮(しんちゅう)を利用しており、傷もつきやすければ色も褪せている。
割れたりもするそうな。
そのおかげ?というのは変ですが、
状態の良いRef.5508は値段が高騰しています。
サブマリーナ Ref.5508の価格を見る
Cal.1530 ノンクロノメーター
このモデルは、ムーブメントはCal.1530を使ったノンクロノメーターのタイプなのですが、ごく一部にCal.1560を搭載した希少なモデルも存在します。
Cal.1560はクロノメータータイプなので文字盤に、
『SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』
と表記されています。
因みに60年代のモデルに存在すると言われています。
Cal.1560 クロノメーター
image by piazo.jp
リューズガードがなくてこの表記が文字盤にあれば、これは普通のRef.5508よりも更にレアなタイプなので是非ゲット出来たらコレクションに加えてもらいたいようなw
家くらいするかもしれませんけど。。
因みにリューズのサイズは直径6mm。
これが重要( ̄ー ̄)ニヤリ
サブマリーナ 5508の価格を見る
2. Ref.5510
image by rolexpassionreport.com
こっちの方のRef.5510は基本的にレアすぎるタイプ。
なぜかというと1年しか作られなかった激レアモデルで数がない。
製造期間は1957年から1958年と、Ref.5508とかぶっている。
でも防水性は200mとRef.5508の二倍の性能。
Ref.5508でもどうしてしなかったのでしょう??
というのも第4世代のサブマリーナが第3世代と同時期に発売され製造、販売期間はずっと重なっていたのです。
第3世代
Ref.5508 :1957-1962
Ref.5510 :1957-1958
第4世代
Ref.5512 :1959-1977
現代のサブマリーナのデザインの礎となる第4世代と呼ばれる、 Ref.5512で初めてリューズガードがサブマリー …
こんな感じで見てみると、第4世代のRef.5512は第3世代のRef.5510を継承した形になっています。
防水性などの性能も200mということはプレRef5512としてRef.5510を実験的に販売したのかもしれません。
話をRef.5510に戻すと、このタイプはRef.5508とはかなり相違点があって、
まず、防水性の違い。
200mの防水性を持っているのでダイヤルの表記は
『200m = 660ft』。
リューズガードがなくて200m防水ならRef.5510ということになります。
そしてリューズも直径8mmとかなりでかい。
パイロットウォッチ並みの大きさでしかもリューズガードがないというぶつけたら終わりそうな大きさw
IWCのパイロットウォッチのようで僕はデカリューズが大好きだ。
しかし、このモデルは前作、第2世代のRef.6538と酷似しているので見分けがつきにくい。
まあ前作はCal.1030とムーブメントが違うのでそこでも判断する基準になりますけど個人では開けて確認するわけにはいかない。
因みにRef.5510はCal.1530ノンクロノメーターを採用している。
前作といっても製造期間1955から1959年とこちらも第3、第4とかぶっていてもう何が何だか正直わからないw
ただRef.5510は2000万円くらいはするらしい。
サブマリーナ 5508