
あけましておめでとうございます。
2019年がとうとうやってきましたが、2018年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか?
2018年はIWCにとって大きな年になりました。
1868年にハインリッヒモーザーの協力を得て誕生したインターナショナルウォッチカンパニーの創設150周年を記念した年で、当然記念となるモデルの腕時計が多数誕生しています。
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SIHHがスイスのジュネーブで開催されましたが、今年のIWCもよかったぁ。。。 って浸るようじゃ変態なんですけ …
これらの記事で2018年に誕生した記念モデルたちを紹介しているので良ければ読んでみてください。
2018年の新作モデルは青と白をベースとしたラッカーダイヤルが特徴的な腕時計がメインとなっています。
2018年に一番話題になった時計ブランドはどこでしょうか? 創立150周年ということで大きく取り上げられたのは …
パルウェーバーと呼ばれる特殊な1本もかなり注目されたことでしょう。
これまでにないスタイルのドレス系で、IWCにはほとんど存在しないデジタル表示の時計ですから、すぐに完売したんじゃないでしょうかね。
デジタル表示と言っても半導体を使用してディスプレイに数字を表示するわけではなく、機械式に数字が掛かれたディスクを回転させる方式
をデジタル表示と言ったりします。
要は針ではなく数字を表示させて時間を示す方式。
というわけで、今日はSIHH ジュネーブサロンの新作発表も近いですから、2018年に発表された新作モデルを1本紹介したいと思います。
ポルトギーゼ ハンドワインド “150 イヤーズ” 世界限定1000本 Ref.IW510212
この1本。
新作モデルのポルトギーゼとは言っても割とさっぱりとした雰囲気をしていますが、これが今回紹介するポルトギーゼの特徴でもあり良さでもあります。
IWCの2018年のテーマともなっている青と白のラッカー仕上げのダイヤルなんですが、白のラッカー仕上げがされたダイヤルが今モデルにも採用されています。
ですが、なぜかやけにシンプルすぎるというか、サラリとして梅酒くらいスッキリしているのは、過去のポルトギーゼをベースにしているからだと思います。
1930年代に懐中時計をベースにして生まれた元祖デカウォッチがポルトギーゼの起源なんですが、当時の、30年代のポルトギーゼをベースデザインとしているかのような雰囲気を醸し出している1本がこのモデル。
今日も先日のポルトギーゼフィーバーが収まらないので、 またもやポルトギーゼについて。 僕自身ポルトギーゼのファ …
こちらでも紹介しているんですが、Ref.325と呼ばれるポルトギーゼに似たモデルだということを過去の記事でも紹介しています。
そう、IW5102系のポルトギーゼは前から存在していて、2018年に登場した世界限定1000本のモデルはラッカー仕上げがされた特別エディションなんですね。
ラッカー仕上げはエナメル文字盤にも見えますから、やはり高級感が少し出てきます。
陶器のような仕上がりが味があるとも言えるでしょう。
まとめ
IWCの腕時計は基本的に美しいです。
そして安めです。
そのステータスや見た目にたいしてとてもコスパが高いのがIWCですが、今回のモデルもかなりいい感じに仕上げられています。
近年の機械時計はどのメーカーも仕上げを美しくしているところが増えていて、文字盤にエナメル仕上げやギョーシエ、エングレービングなどを施して、芸術的要素もたっぷり取り入れられたモデルを見かける機会が多くなりました。
IWCはベースとなる腕時計が美しいですから、文字盤がアーティスティックになれば需要がもっと増えるんじゃないかなと思います。
彫金仕上げや、ギョーシエダイヤルを使用したポルトギーゼとかが登場すればいいなとも思います。
IW510203
image by monochrome-watches.com