
IWCがSIHH ジュネーブサロンを前に4モデルほどフライング発表しました。
ジュネーブサロンと言えば、バーゼルワールドから撤退したリシュモングループが中心となって開催している時計の見本市なんですが、一般向けにはなかなか入れない招待制をとっている時計ショーなんですね。
バーゼルワールドではソーセージが売られており、その匂いと大事な時計の商談は相いれないものだと、リシュモングループは激おこで、自らSIHHを開催することになったんですが、SIHHが開催される前にIWCが新作モデルを4つほど発表しました。
それもすべてパイロットウォッチなんですが、3作はこれまでにも紹介しているので気になる方は以下の記事を参照ください。
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というわけで、今日紹介するのは4つ目の新作モデル。
パイロットウォッチ タイムゾーナー スピットファイア “ロンゲスト・フライト”Ref.IW395501
こういうモデル。
このモデルは2019年のジュネーブサロンで発表される予定のモデルのうちの1本で、スピットファイアで世界1周するというプロジェクトを支援するために作られた特別モデル。
世界限定250本しか作られないという1本です。
スピットファイアと言えばイギリスの戦闘機ですが、ロンゲストフライトというのはそのプロジェクトの名前。
戦闘機で世界1周は確かに長いし、パイロットにとってもとても大きな挑戦となるはずです。
それを記念し、応援するという目的で作られたのがこのパイロットウォッチ。
パイロットに必要な機構がたっぷり詰め込まれた1本です。
特に世界1周を目論むプロジェクトでありますから、そういったモデルにはタイムゾーナーやワールドタイムなどの機構が非常に役に立つはずです。
タイムゾーナー機構はベゼルを回転させて、タイムゾーンを調整する便利な機能のことで、IWCとしては初めて特許を取得したタイムゾーナーなんですね。
IWCには永久カレンダーやペラトン巻き上げ機構などの得意とするモジュールがありますが、パイロットに載せられる機構もIWCの強みになるかもしれません。
2019年に発表されている新作モデルを見るからに、パイロットウォッチには力が入っているようなので、ポルトギーゼにつぐ人気モデルになるかもしれませんね。
特にビッグパイロットにトゥールビヨンが載せられた時には驚きました。
まとめ
というわけで、まとめです。
タイムゾーナー機構が載せられた世界限定250本の特別モデル。
その他にはワールドタイムや24時間計もついていて、パイロットをサポートする機能がたくさん搭載されています。
手袋の上からでも操作しやすい大きなリューズや、46ミリという大きなケースは視認性も考慮された設計。
ねじ込みリューズ、幅の広いストラップなどなど、利便性の高い大きな時計はパイロットウォッチ好きにはたまらんでしょう。
僕自身、夏は大きな腕時計を半そでTシャツに合わせるのが好きですから、そういう面でも46ミリという大きな腕時計は魅力的ですね。
大きなリューズというのも僕のウィークポイント。
といことで、2019年のIWCの新作モデルを一足早めにお伝えしていますが、皆さんいよいよ来週ですよ!
image by monochrome-watches.com