
ドレスウォッチの完成形と僕が称しているのがランゲ&ゾーネのサクソニア。
これほど見事な美しさ、美貌、完全性を備えた腕時計はあまりありません。
もちろん好みの問題でもあると思いますが、サクソニアを美しくないという人は皆無でしょう。
僕の中ではそんなサクソニアを基準とすると、他社メーカーのドレス系がブランドごとに特徴のある個性があるなという気がしているんですが、
例えばパテックフィリップのカラトラバ。
これもドレス系としてhやはり美しいんですが、シャープさが少々ない代わりに視認性が高いかなという感じ。
ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーもサクソニアよりでシャープで美しいですね。
先日紹介したH.モーザーの1本もまたシンプルなんですが、モーザー特有の妖艶さを醸し出した独特なドレス系で好きな人はたまらんでしょうね。
僕もすごく好きで、必要なものまで削ぎ落とそうと思ったそのスピリットがすごく好きですw
モーザーの腕時計は掴みどころがありません。 その掴みどころのなさがこのブランドのイメージを作り上げているんです …
さて、そんなわけで、今日はドレス系の1本についてなんですが、ブレゲの5177の新作を紹介したいと思います。
ブレゲ クラシック 5177 Ref.5177BB/2Y/9V6
というわけで、ご存知ブレゲの5177シリーズの1本。
5177はこれまでにもいくつか種類が存在していますが、2019年に発表されたやつは5177の新しいダイヤルのモデルなんですね。
タモリさんはヴァシュロンコンスタンタンの愛用者だということを前回学んだわけですがw、 今日はタモさんのヴァシュ …
こちらで紹介していますが、タモさんも愛用しているというブレゲの1モデル。
ドレス系なんですが、ブレゲのおしゃれ感が非常ににじみ出た素晴らしいモデルなんですよね。
僕もこのブレゲ針や特徴的なインデックスを使用したデザインがすごく大好き。
さてさて、そんなわけで2019年に追加された5177なんですが、何が違うかといえば、そう、文字盤がグランフーエナメルになっているんですね。
どんな文字盤かというと、粉末状になったガラス質のものを1000度以上の高温で焼き上げたというセラミックのような質感を持つ芸術文字盤なんですね。
通常のエナメルダイヤルよりもより高温で焼き上げるのがグランフーエナメルで、伝統的な技法で作られるので数もたくさんはできない、つまりアートなんですね。
1本1本が芸術的に優れた腕時計が最近流行っていますが、その流行とは逆にたくさんは作れないところに希少性と価値が見出されます。
うーむ、ワンダフル。
38ミリという絶妙なサイズのケースは18Kホワイトゴールド製。
この何もない感じと、ブレゲ針、ブレゲ数字、そしてエナメルの質感。
実際、たまらんですよ、この1本。
古典的なドレス系が好きな人はよだれもんですw