
最近、腕時計メーカーは過去に合った作品の良さを再認識しているのか、昔存在していた過去シリーズを現代に蘇らせる動きが時々見られます。
ブライトリングではナビタイマー8やプレミエなどが過去に存在していた作品をリバイバルして登場しています。
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こちらでも紹介していますが、過去には素晴らしい作品が結構あったんですよね。
プレミエは1940年代にブライトリングが初めて発表したドレスウォッチだそうです。
このドレスウォッチをリバイバルしようと思ったのもブライトリングの新たなCEO、ジョージカーンさんの計らいなんじゃないかなと。
ジョージカーンさんは前はIWCのCEOをしていた人なんですが、ドレス系というつながりがやはりそうなのかなと思います。
さて、そんなわけで、過去作品をリバイバルする動きはジャガールクルトにも見られます。
2014年はジオフィジックが復活し、2018年にはポラリスが復活しています。
2014年に復活を果たしたジャガールクルトのジオフィジックと呼ばれるモデル。 端正でシンプルできれいな顔立ちに …
ジャガールクルトといえば時計好きならすごい機械式時計メーカーとして一目置くスイスを代表するマニュファクチュール …
こちらでも紹介していますが、昔の作品はなんだか夢があった。
そんな気がしています。
もっと腕時計づくりが自由で、斬新なアイディアが型枠なしに生み出されていたような気がします。
現代の腕時計はやはり新たなアイディアを生み出すのは難しい部分はある気がします。
ちょっとした違いなどは既出だし、型を破りすぎるのはよくありません。
難しくもあり、挑戦しがいのある市場ではあると思いますが。。
さて、そんなわけで、今日僕が紹介したいのは、オーソドックスなジャガールクルトの3針+デイトモデルのジオフィジックの1本。
ジャガールクルト ジオフィジック トゥルーセコンド Ref.Q8018420
ということで、このモデル。
もう言うことはありません。
ジャガー・ルクルトっぽさ100%ですw
混じりけのないジャガーさんです。
シンプルで、簡素なんだけど、実用性はある程度あって、非常に生真面目な感じが見て取れる精度の高い1本。
派手さはなく、特徴と言える特徴もあまりないのがマスターシリーズの特徴だったりするんですが、強いて言えばペンシル針がとても個性を主張している感じに見えなくもありません。
針の形状が違うだけで、結構印象が変わるもんですね。
ジャガールクルトのマスターウルトラスリムとかと比べても、インデックスや針の形状が違うのでかなり与える印象や醸し出す雰囲気が違っています。
あまり大きな違いじゃないかもしれませんが、こういったニッチな変化はとてもありがたかったりします。
針一つ違うだけで欲しくなったりなくなったりしますからね。
今回紹介しているモデルは2015年に登場したやつなんですが、ヴィンテージ感を感じさせるのはそういった理由からなんですね。
つまりはずっと使っていけるということ。
ジャガールクルトは大人っぽい腕時計メーカーですから、シンプルな3針が欲しい人にはジャガールクルトはとてもおすすめです。
オーソドックスの中に個性が光る1本です。