
先日、ジラールペルゴの1966というシリーズについてお話ししたばかりですが、今日もそのシリーズの1本について。
世界三大時計ブランドで一番有名な腕時計シリーズは、それぞれ、 パテックフィリップ ー ノーチラス オーデマピゲ …
こちらの記事でも紹介しているんですが、ジラールペルゴのドレス系の腕時計シリーズ、1966はまだあまり知名度がありません。
世界的なラグジュアリースポーツの人気からか、ドレス系は比べると人気が劣ります。
ドレス系が好きな人にとってはその方が価格が上昇しないので良いんですけどね。
さて、そんなわけで今日もジラールペルゴの1966の1本についてお話したいと思います。
ジラールペルゴ 1966 アース トゥ スカイ エディション Ref.9555-11-433-BH6A
ということで、この1本。
ジラールペルゴの1966といえば知っている人は知っている、美しいドレスウォッチなんですが、ヨーロピアンなデザインが全面に押し出されたきれいなシリーズです。
僕もこれまでよく知らなかったシリーズなんですが、よく見るとヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーに通ずる美がそこにはあります。
シャープなインデックスと、曲線が生かされたこれまた細身でシャープな針がこの腕時計の全体像を形作っているんですが、この1本はアース・トゥ・スカイ・エディションと呼ばれる地球から太陽までの旅をテーマとしたモデル。
なぜそのようなテーマにした作品を作ったのかは不明ですが、世界限定149本というリミテッドエディションなんですね。
この149本というのは地球から太陽までの距離が1億4900万キロメートルということにちなんでいます。
地球から太陽までの距離がそんなにもあるとは考えたこともありませんでした。
時速800キロで飛行する旅客機がおよそ12時間で1万キロ飛行します。
24時間で2万キロ、1年で730万キロ、10年で7300万キロ。
ということはおよそ20年かければ安全に太陽までの距離を飛行することができます。
あれ、これって思ったより早い。
旅客機でこのくらいなら、NASAの技術ならこの半分くらいでこの距離を移動できるんじゃないでしょうかね。
割と夢の話じゃないかもしれません。
もちろん太陽に近づくことはできませんが、銀河系の星に移住するということも全く持って無理な話じゃなさそうです。
というわけで、今日はジラールペルゴの1966についてお話ししましたが、なかなか夢があるように感じさせてくれる1本だと思います。
文字盤のブルーが宇宙空間を連想させてくれるきれいな腕時計だなと。