
最近は腕時計の高額化が進んでおります。
1970年代に起こったクオーツショックが収まり機械式時計が見直され始めたのが1980年代の中頃。
それ以来ずっと機械式時計の人気は続き、低迷する景気などの抑止力などもあったんですが、腕時計の人気は衰えることなく、むしろ機械式時計の需要は伸びている。
というわけですから、機械式時計が高額化しているんですが、現在は各社時計メーカーが力を入れているのは売れる時計。
つまりは万人受けしやすく、価格帯も中間値の買いやすい値段のモデル。
40万円くらいから100万円いかないくらいの手に届きやすい価格帯でバリエーションを増やしている感じ。
痒い所に手が届くニッチな需要にも柔軟に対応した実用性の高さとかっこよさと精度などのバランスが良いミドルレンジの価格帯のバリエーションの増加に各社注力しているわけです。
コンプリケーションなどが入って数百万円する腕時計を買える人はあまりいませんからね。
実用性や普段使いを重視している人が多いからこそこの価格帯の時計を各社充実させたいわけです。
というわけで今日はそんなミドルレンジの40万円から80万円くらいまでのおすすめの腕時計を5モデルほど紹介しようと思います。
まずは1本目。
ロレックス エアキング 40mm Ref.116900
2014年に一度姿を消したエアキングが2016年になって戻ってきたんですが、大きく姿を変えてまるで別のモデルのように出で立ちで登場しました。
これまでのエアキングは34ミリだったんですが、新たに発表された新型エアキングはなんと40ミリ。
デザインも大きく変わりこれまでのエアキングとはスタイルがまるで違うのが特徴的です。
好き嫌い賛否両論ありそうですが、これまでのエアキングと比べて同じものとしてみるよりは別のシリーズとしてみたほうが違和感なくロレックスだと認識できます。
まあ普通に良い腕時計ですよね。
名前からしても分かるように視認性の高いパイロットウォッチで、価格帯もロレックスにしてはかなり安いです。
ブルガリ オクト ローマ ステンレス 41mm Ref.102704
実は世界一薄い自動巻きムーブメントを作っているブルガリ。
ムーブメント屋さんとしての顔も持っているこのブランドのオクトは8角形のケースをしたもちろんジェラルドジェンタさんデザインの腕時計。
自社製の薄型ムーブメントや天才デザイナーの意匠を持った由緒ある新型シリーズで価格帯も文句なしに安い。
大人の男性を演出することが出来るタイプのダンディな腕時計です。
IWC インヂュニア オートマティック 40mm Ref.IW357002
そして近年がらりとデザインを変更したIWCのインヂュニア。
これまでのスポーティなデザインから一新、IWCらしいドレッシーなスタイルにガラリに姿を変え、よりIWCらしい腕時計になりました。
このモデルも美しさやIWCというステータスからは考えられないくらいの低価格で、IWCの美しさが好きな人にはたまらない1本なんじゃないかなと。
ウブロ クラシックフュージョン チタニウム ブルー 42mm Ref.548.NX.7170.NX
42ミリのクラシックフュージョンです。
チタン素材を使用したケースと、ウブロでは珍しいブレスレットタイプの1本で、チタンの冷ややかな素材感が機械的で美しいモデル。
青い文字盤もサンバースト仕上げが施され、光の角度で輝きを変えるタイプのダイヤルです。
ウブロがだいたいが高額ですが、このモデルはウブロにしては大分価格を抑えてあるモデルで、ウブロ好きにはかなりおすすめです。
オメガ シーマスター アクアテラ クロノメーター マスター コーアクシャル 38.5mm Ref.231.13.39.21.03.001
そして最後は少し小ぶりの38.5ミリのご存知オメガのシーマスター。
このモデルは、ドラマ『ボディガード』でも木村拓哉さんが着用していたことでも知られています。
非常に高い防水性と耐磁性を備えているにも関わらず、低価格帯で販売されているオメガの腕時計の1モデル。
ブランドネームやスペックを考えるとすごく高いコスパを実現している1本です。
という感じで5モデルほど紹介しましたが、価格帯が40万円くらいから80万円という中間クラスでもこれだけいい腕時計が1本買えてしまいます。
しかも新品で。
これからこの価格帯のバリエーションがどんどん増えてくる気がします。
20代の若い男性にもお勧めできる価格帯ですからね、このくらいだと。
というわけでミドルレンジの手が出やすい価格帯のおすすめ5モデルでした。