
2019年のバーゼルワールドで発表された新作モデルでお気に入りのモデルはありましたでしょうか?
僕は今年はバーゼルワールドはあまりパッとしなかったんじゃないかという気がしています。
確かに素晴らしいモデルはたくさんあって、各社本当に目が離せない新作モデルをたっぷり発表しているんですが、なんかこう目新しさがなかったというか、活気がなかったというか、注目を惹くインパクトが去年よりもすくなかったんじゃなかろうかという気がしています。
2018年のバーゼルワールドを最後に撤退したスウォッチ・グループの影響も多大で、2019年の同見本市は来場者数が2割減ったそうです。
出展数も何割か減少していて、バーゼルワールドにとってはかなりの痛手になっているようです。
オーデマピゲやリシャールミルも2019年のジュネーブサロンを最後に時計の見本市から撤退し、オンラインや独自の宣伝をするようになることでしょう。
とはいえやはり毎年多かれ少なかれナイスな新作が発表されます。
今年の新作モデルで注目すべき1本はやはりブライトリングの復刻版でしょう。
ブライトリング ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディション Ref.AB0910
こういうモデルなんですが、そう、これ実は新作なんです。
あまりに忠実に再現してあるので、過去のヴィンテージ個体だと思ってしまいますが、1959年のナビタイマーを復刻させたのがこのモデルだそうです。
1959年から60周年経過する今年2019年に節目を迎えるアニバーサリーモデルとして誕生。
1959年のナビタイマーを隅々忠実に再現したのが今回のモデル。
左が復刻版で、右がオリジナルのナビタイマー。
正直どっちがどっちだかわからないくらい似せてあります。
これはかなりファン受けしそうです。
復刻版とか再現モデルとか、だいたいはどこか違います。
ですが、このナビタイマーはとにかく完全に似せている感じ。
ケースサイズにしてもそうです。
ケース直径40.9mm、ケース厚13.43mmという大きさはオリジナルと同じ。
ベゼルのパール装飾のパール部分の数もオリジナルと復刻版では同じ。
ここまで完全に復刻させている時計が他にあったでしょうか?
あとは問題の中身ですが、さすがに新作ではオリジナルのムーブメントを使うわけには行かないので新しいムーブメントが搭載されていますが、どちらも手巻きクロノグラフであるというところは復刻の極み。
Cal.01をベースとしたCal.B09を使用しています。
1959年にあわせて限定生産1959本というリミテッドエディションです。
これはかなり人気が出るんじゃないでしょうか?
現代のナビタイマーでも十分にヴィンテージ要素がありますが、ここまで当時のモデルを復刻させているところはとても好感がもてるしなによりかっこいい。
ちなみに定価は96万円ほど。