
腕時計の標準的な形はやはり丸形ですが丸形以外でもとても魅力的な腕時計がたくさんある。
レクタングルもまあまあ好きだし、僕は丸形以外ならトノー型の腕時計が大好き。
トノー型と言えばフランクミュラーが得意とするケースフォームですが、僕はヴァンガードが大好き。
トノーカーベックスも好きだし、あの手の腕時計に結構弱い。
その他に腕時計の形状で人気なのが、パネライのクッションケース。
ほぼパネライでしか見られない形状ですが、このクッションケースを纏ったルミノールとラジオミールはパネリスティたちからすごい人気があります。
そんなパネライですが、昔のラジオミールを復刻したモデルでに12角形のベゼルを持ったモデルが存在します。
8角形という形は腕時計界では高級時計を象徴するケースフォームになっていて、オーデマピゲのロイヤルオークやパテックフィリップのノーチラス、ブルガリのオクト、ジラールペルゴのロレアートなどがこのオクタゴンケースやベゼルを使用しています。
それから4辺を足した12角形のラジオミールは僕のお気に入りの1本で、お店で試着させてもらった時に腕元で輝く47ミリの存在感に圧倒されました。
そんなわけで、腕時計に使用される形というのは結構豊富で、丸、三角、四角、8角、12角、110角と、思ったより種類が多い。
ちなみに65537角形は円にすごく近い多角形で、コンパスと定規だけで作図可能だそうだ。
というわけで12角形なんですが、12角形の腕時計というのは理解できますが、中には丸い時計なのに12角形のような文字盤を採用している珍しいモデルが存在します。
12のインデックスを12分割したナイスなアイディアのモデルです。
オメガ コンステレーショングローブマスター マスタークロノメーター アニュアルカレンダー Ref.130.33.41.22.06.001
というわけでこのモデル。
ステンレスケースのいい感じの41ミリのドレスウォッチです。
ベゼルには超硬合金のタングステンが使用された実用性の高いモデルです。
ベゼルはぶつけやすいですからね。
このモデルの好きなところは上記でもお話ししたように12のインデックスを12分割していて、それをアニュアルカレンダーの月ごとに割り当てているところ。
時計の数字や月の数が12個であることは僕たちみんな知っていますが、それが同じ数字で時計上で共有できるということにはなかなか気づきません。
灯台下ダークという感じでしょうかw
このモデルは文字盤が12角形になっていて、それぞれ月が割り当てられ年次カレンダーの役割をしています。
こういった時計はほとんど存在しませんが、なかなかナイスなアイディア。
しかもこういった機構を星座を意味するコンステレーションで実現したのもタイムリーと言えます。
クロノメーター検定協会の検査よりも厳しいマスタークロノメーター認定を受けたモデルで、精度や耐久性はお墨付き。
定価66万円という破格な値段もオメガだから出来るわけです。
アニュアルカレンダー搭載で100万円以下というのは実際信じられない価格です。
デザインが気に入ったら迷う理由はないモデルですね。
本気の1本としても問題ないくらい十分なステータス性とスペックを備えています。