
エバーローズゴールドのデイトナがセラミック素材のベゼルリングを載せて初めて登場したのが2014年だったか2015年だったかだったんですが、一足早くセラクロムベゼルを搭載したデイトナとして話題になりました。
ステンレスのデイトナよりも早くセラクロムベゼルを載せたのがエバーローズゴールドのデイトナだったんですね。
116515LNとリファレンスを与えられたんですが、すごく綺麗だなと思ったのを覚えています。
あと美味しそうとも思いました。
その後2017年になってイエローゴールドでもホワイトゴールドでもセラクロムベゼルモデルが登場して、やっと3色揃ったとよく言われたものでした。
ですが、最近になって思うのが、ベゼルむき出しのモデルも良かったなということ。
なくしてわかるありがたみとでもいいましょうか、あれはあれでやはりヴィンテージ感を感じられるオーソドックスのデイトナという感じがしてやっぱり新型が出たからといって見捨てることはできません。
ロレックスはあまりスタイルを買えないブランドとしても有名ですが、デイトナは新型に移行してからすごく雰囲気が変わりました。
なので、まるで別物のような感じがすると言えばします。
ステンレスモデルは大きく変わったのはベゼルくらいですが、ゴールドのモデルはベゼルと標準装備されるストラップで、これがこれまでのブレスレットタイプから、オイスターフレックスと呼ばれるラバー素材のものに変更されています。
これがなんともスポーツ感を出していてすごく人気なんですね。
確かゴールドの腕時計にゴム素材のストラップを初めて出したのがウブロだったと思ったのですが、間違いだったらすみません。
このちょっと違和感がある組み合わせはウブロならでは発想で、実際現在ではこの組み合わせが標準化されつつあります。
18K素材に安いゴム素材というとちょっとギャップが激しい気がしますが、ラグジュアリースポーツの流れを考えると実はすごく理にかなったマーケティングだと言えます。
そしてこのギャップはまるでジャージを着てフェラーリに乗るというような感覚に似ているんじゃないかなと思います。
スーツでフェラーリだと物々しさが残りますが、ゴールドにラバー素材のストラップを合わせることによって上手に崩したファッションが出来上がるという感じ。
この辺ロレックスはすごくうまくやっているように感じます。
ラグジュアリースポーツ感をだしながら、決めるところは決めて崩せるとこは崩す。
こういう感じがなかなか上手いと思えます。
というわけで、これが僕が分析するゴールドデイトナとオイスターフレックスの人気の秘密というか理由です。