
ベル&ロスの勢いがましてきましたね。
ちょっと前まではあまり知る人が少ないブランドだったんですが、最近ではベル&ロスの名前を雑誌などでも見かけるようになりました。
個人的にも異質なベル&ロスの腕時計は実は結構大好き。
なにせベル&ロスはほかのスイス時計と違ってユニークなところが多いですから。
まずはその形状。
通常ベル&ロスは四角いタイプの腕時計を作っていて、スクエア型をテーマとしている時計メーカーは実は結構少ない。
ロジェデュブイがなかなかかっこいい四角い腕時計を作っていますが、非常に高額でなかなか手が出ません。
そういう意味でもベル&ロスの腕時計は救世主的な役割を果たしています。
タグ・ホイヤーのモナコも実は僕は大好きで、四角い腕時計の中では一番好きなやつかもしれません。
ですが少々高めなので、四角い時計ならベル&ロスもおすすめしたいですね。
さらに、ベル&ロスはフランスに本社を構えるメーカーで、その他大勢の企業がスイス製なので、その点でもユニークさを感じられます。
フランス人やイタリア人は母国に非常に強い愛国心を抱いていますから、そういった理由でもどこかオリジナリティで誇り高い気位を感じさせてくれます。
確かにベル&ロスは高級時計の中では低価格で買える扱いなのですが、僕はベル&ロスはもう少し評価されても良いんじゃないかと思うのです。
確かに誕生して20年ちょっとではやはりまだまだ老舗感がないですが、試みとしては非常に面白く、飛行機のコックピットの計器をテーマとした腕時計なんて実際結構珍しい。
ウブロの船の窓をテーマとした腕時計も似たようなものですからね。
今の世の中、何が人気になってもおかしくないですが、ベル&ロスが放つBR05と呼ばれるモデルはちょっと売れてもおかしくないんじゃないかと思うのです。
こういうやつなんですが、どこかあのラグジュアリースポーツの腕時計に似てると思わないでしょうか?
こういうやつや、
こういうやつ。
パテックフィリップのノーチラスとオーデマピゲのロイヤルオークなんですが、ベル&ロスのBR05もなかなかこれらと似たようなスタイルになっています。
とくにパテックフィリップのブレスレットとはすごくよく似ています。
もちろん曲線などやディテールなんかは違いますが、中央に位置したブレスリンクの感じはノーチラスっぽくて良い。
四角いケースの角からラグ、ブレスレットに掛けてのラインをつなげたスタイルはまさに現代のラグジュアリースポーツ。
このラグ無しケース感がたまらずかっこいい。
これぞジェラルドジェンタの意思を継承したスタイルです。
まあ、ベル&ロスとジェラルドジェンタさんは無関係だとは思うんですが笑
とは言え、このラグ無しケースの腕時計はすごくかっこいい。
いま一番高級感があるスポーツウォッチの定番がこのスタイルですからね。
という感じで、なかなかこれまでのベル&ロスとは違ったモデルで目に止まったのですが、ベル&ロスを狙っている人にはおすすめの1本ですよ。
四角い腕時計が好きという人には正真正銘の四角いやつをおすすめしますが、ラグジュアリースポーツ感を味わいたい人にはBR05の右に出るベル&ロスはないんじゃないでしょうか。