
ロレックスの定価が上昇しているらしいです。
しているというか、定価がちょっと高く設定されたわけですが、やっぱり来たか、という感じです笑
世界中で物価が上昇しているし、素材の価格などもあるでしょうし、為替の影響なんかもいろいろとあるし、人件費なんかも上昇しているし、ロレックスはもともと定価がめちゃくちゃ安く設定されているし、いずれこういう感じで定価が上昇することは多くの人が予想していました。
日本ではあまり人件費が上がっていませんが笑。。。
さて、そんなわけで、今日もロレックスの2020年版の定価についてなんですが、これまでデイトナやサブマリーナについて定価を紹介しているので気になる方は以下の記事を読んでみてください。
2020年もなにかと波乱がありそうな予感がしている今日このごろ。 今こうしてデイトナの2020年版の定価につい …
ロレックスから公式発表があったことは以前お伝えしました。 というのも、ロレックスはなんと、2020年にはこれま …
ということで、今日はどのモデルの定価にしましょうか。
と考えていると、デイトナが来てサブマリーナが来れば、次はやはりGMTマスターIIでしょうか。
GMTマスターIIは2018年に新作が登場したばかりですから、価格が改定されてもなんとなく受け入れやすいですよね。
なぜかと言うと、新作になってムーブメントも最新の物になり、さらにブレスレットもジュビリーブレスになりましたから、この辺りで価格が上昇してもあまり心理的なストレスがないかなと感じるからです。
さらに2020年にはGMTマスターIIの黒ベゼルモデルが登場するかも知れませんから、そういうモデルはいきなりこの値段ですから、あまり違和感というか心理的ストレスはないかもしれませんね。
ということで、
GMTマスターII SS 赤青ベゼル ペプシ 126710BLRO ¥1,020,800
GMTマスターII SS 青黒ベゼル バットマン 126710BLNR ¥1,020,800
GMTマスターII エバーローズゴールド コンビ 126711CHNR ¥1,565,300
GMTマスターII エバーローズゴールド 126715CHNR ¥4,050,200
GMTマスターII ホワイトゴールド ブルーダイヤル 126719BLRO ¥4,050,200
GMTマスターII ホワイトゴールド メテオライト文字盤 126719BLRO ¥4,228,400
こういう感じです。
なにかお気づきになりますか?
僕が思ったのは、ステンレスモデルのやつの定価が異様に安いということ。
こんなにかっこいいスポロレで、ロレックスの中枢を担うこの天下のGMTマスターIIが102万円で収まっているというのが驚きです。
さらにですよ、このGMTマスターII、GMT機能も搭載されているのです笑
当たり前なんですが、ロレックスの場合、どんな機能があるかということを忘れてしまいがちなんですよね。
というのはロレックスの存在がすでにロレックスだからです。
ロレックスという時計があるだけで、ロレックスがある!という感じになり、ロレックス持ってるドヤ!的になります。
ロレックスを買う際にどれがかっこいいかという点で選んでしまう人も多く、どんな機構が搭載されているかは二の次という感じ。
そういうわけですから、僕もロレックスにはこんな特殊な機能があるなんてことを良く忘れてしまいがち。
ああ、そう言えばそうだったという感じです。
GMTマスターIIは126710BLROも126710BLNRもすごく安い。
102万円台という価格はデイトナ138万円台という価格に比べるとやはりかなり割安。
通常クロノグラフ機構よりもGMT機構のほうが高価な機構ですから、価格としては同じか逆転するかするはずなんですが、デイトナとGMTマスターIIに限ってはそうじゃありません。
というかロレックスに関してはそうじゃありません。
この違いはおそらく人気度だということが予想できるのですが、それを裏付ける理由として、ゴールド素材のモデルを比べる方法があります。
デイトナ イエローゴールド 116508 ¥3,873,100
サブマリーナ デイト ホワイトゴールド ブルー 116619LB ¥4,062,300
GMTマスターII ホワイトゴールド ブルーダイヤル 126719BLRO ¥4,050,200
デイトナとサブマリーナとGMTマスターIIのブレスレットタイプでゴールド素材のものの価格を比較するとこういう感じです。
イエローゴールドが少し安めですが、イエローゴールドはホワイトゴールドやエバーローズゴールドと比べるとどのモデルでもやや低めの価格設定がされているので、これは妥当な価格差です。
つまり、ゴールドモデルになると、シリーズは違っても同じような価格になっているんですね。
どれも40ミリのケースサイズですから、使用されているゴールドの量もほぼ同じ。
なのにどうしてデイトナもサブマリーナもGMTマスターIIもステンレスのモデルになるとこうも価格差が出ちゃうのかというとやはりそれは人気で定価が設定されていると言うしかないでしょう。
もちろん人気だけではありません。
冒頭でも述べたように、素材費や人件費なんどもありますからね。
とは言え、人気が定価を左右していることは間違いないと言えるのではないでしょうか?
ゴールドのモデルは搭載されている機構がどうであれ、同じ価格設定されているのですから。
通常複雑なムーブメントになれば高額になるはずですから、サブマリーナよりデイトナ、デイトナよりGMTマスターIIのという具合になるはずですが、そうじゃないですからね。
サブマリーナとGMTマスターIIには少し価格差がありますが、人気度のレベルは同じくらいかサブマリーナのほうが上ですから、GMTマスターIIではムーブメントや2色のベゼルを製作するのにコストがかかっているんでしょうかね。
という感じです。
2020年はじまったばかりで、ロレックスの値上がりニュースが入ってきましたが、GMTマスターIIはもともと定価が低く設定されている感じでしたから、個人的にはあまりショックというか、びっくりはしませんでした。
今年価格がどう推移していくか楽しみですね、このモデルも。