
ゼニスが今変革の時期に来ている気がします。
というかおそらくそうですね。
2018年頃から、ゼニスでは内部改革が行われています。
ウブロが危機から脱出したように、ゼニスもまた経営危機から脱け出すことが出来るのでしょうか?
というのも、もうこのブログでも何度もお話ししているし、みなさんの中にもたくさんご存知の方がいらっしゃると思うのですが、ウブロを建て直したジャンクロードビバー氏がゼニスに移籍したのがつい最近のことです。
そして、彼が今行っているのは、ゼニスの改革とも言える、時計マーケティングです。
具体的には、ゼニスの腕時計をよりわかりやすく体系化し、そして新たに、デファイをラグジュアリースポーツモデルとして推しているということなんですね。
これまではデファイと言えば、野暮ったいデザインが有名で、おもちゃっぽい外観を纏ったものがメインでしたが、今ではそんな印象もガラリと変わってカッコいいスタイルが確立されていきました。
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こういう感じで、2018年頃からゼニスは徐々に変化してきたのですが、今ではデファイのバリエーションも増え、デファイがゼニスのラグジュアリースポーツモデルとして、認知されてきたのではないかと思います。
モデルに寄ってはウブロの腕時計を彷彿とされるものもあって、非常に物欲を刺激してくる外観や質感であることは否めません。
ゼニスを愛用する芸能人も非常に多く、これまでも人気があったのですが、これからもより人気を獲得していくブランドの一つとなるのではないかと予想しています。
まだジャンクロードビバー氏が就任して間もないですが、デファイやその他のエルプリメロを搭載したモデルやパイロットウォッチの出現で、ゼニスが今大きく変化していることがひしひしと伝わってきます。
そういう面で、これからゼニスがどのような方向へ向かうのか楽しみですが、おそらくはウブロのような感じになるのかなと感じています。
ビッグバンを中心に、クラシックフュージョンやスピリットオブビッグバンのモデル展開を活発化させ、それらのモデルにシースルーダイヤルや高い技術を載せたコンプリケーションや、素材の多様性などを駆使して、バリエーションをたくさん増やして行く戦法なのかなと思います。
そういう感じですから、ゼニスはこれから大きく成長していくような気がしますが、本題のゼニスの腕時計がダサいかかっこいいかについては、もはやダサいという意見はあまりないのではないでしょうか?
冒頭でもお話ししたように、デファイはちょっとやばめでした笑
デファイエクストリームなんかはデザインが本当にエクストリーム(極端)で、こんな腕時計があるのか!とか、これが50万円!?とか、いろいろな厳しい意見が聞かれました。
確かに極端で誰得系なデザインの腕時計ではあったのですが、一部からは熱狂的な支持を得ていたのは事実。
ロレックスのエクスプローラーIIよりも野暮ったいところがあったし、リシャールミルよりもおもちゃっぽいところがあって、たしかにそういったカテゴリで極端なデザインのようにも感じましたが、あのごつい感じがなんとなく好きだったんですよね、ぼかぁ。
リシャールミルの腕時計がややおもちゃっぽい外観を纏っているのですが、多くの富裕層がそれらを愛しているように、ゼニスの過去のでファイにも多少の熱いコアなファンがいたんですね。
僕は嫌いじゃありませんでした。
とは言え、世間一般的な評価からすれば、これは売れないなということはひと目で分かったし、ほとんどの方が同じように感じたことだと思います。
食わず嫌いな腕時計であったことは確かなんですね。
ですが、ここ数年、ゼニスが変わってきているのは事実。
世の中の流れを的確に掴むことの出来るジャンクロードビバー氏の就任よって、ゼニスが大きく変化しています。
そしてそれと同時にゼニスのデファイがかっこよくなり始めているんですね。
というか、刷新してすぐにかっこよくなった感じです。
ラグのないスタイルが確立され、これからゼニスを牽引するであろうシリーズに成り上がったわけです。
ゼニスの中でも一番人気の高かったエルプリメロを搭載したクロノグラフは影に身を潜めた感じが感じられますが、このオーソドックスなシリーズは次元大介が愛用したこともあり、形を変えながら永遠に残っていくことでしょう。
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ですから、ゼニスの腕時計がダサいかかっこいいかということを判断するには、ジャンクロードビバー氏の出現以前と以降で大きく違うのですが、現代のゼニスは確実にカッコいい時計メーカーの一つであることは間違いないです。
世界で一番人気の腕時計シリーズであるラグジュアリースポーツそのものですから、おそらくこれらは宣伝などがうまく行き、ゼニスに対する印象が変わっていけば、じゃんじゃん売れまくっていくことでしょう。