
さてさて、男性諸君w
男性のみなさんこんにちは。
おそらく僕のブログを読みに来ているほとんどの人が男性だと思うんですが、実は世界で初めて男性用腕時計を作ったのがカルティエだということはご存知でしょうか?
カルティエといえば腕時計というイメージよりも指輪とかネックレスとか装飾類のブランドで有名ですが、時計作りに関してはスイスの時計メーカー並みです。
マニュファクチュールな腕時計もかなり多く、機械式時計としての顔も板についてきています。
実は1904年に世界で初めて男性用腕時計サントスを発表し、以来サントスはカルティエを代表するメンズ時計の柱となっているんですが、2018年に登場したサントスは少しベゼルとケースデザインが変更され、よりモダナイズされた感じに仕上がっています。
カルティエ サントス スケルトンウォッチ Ref.CRWHSA0007
これまでベゼルとブレスレットは繋がったデザインはしておらず、ベゼルはベゼルで区切られていたんですが、2018年に新たにデザインされたサントスはこのようにベゼルからブレスレットに流れるようなラインが引かれているのが特徴で、これが2018年からの新生サントス。
さて、そんなケースのことはあまり目立たない変化なんですが、やはりこのモデルの最大の特徴はシースルーに構成された内部だと思います。
ムーブメントがシースルーになっていて、輪列などがそのまま丸見えになっています。
ブリッジと呼ばれる部品を固定する土台はカルティエ伝統のローマ数字がデザインされており、当然それがインデックスになっているわけですが、これはナイスなアイディアだと言わざるを得ません。
トノー型にも見えるスクエアな腕時計はベゼルのデザイン変更でより流れるような新たなスタイルをしていますが、シースルーの文字盤やムーブメントと合わさると、なんだかリシャールミルの腕時計をも思わせます。
すごく目新しいかといえばそうではありませんが、これはこれでカルティエらしさが出ている素晴らしい作品だと思います。
この手の、丸くない時計で向こうが透けて見える感じの腕時計が富裕層の間で流行っていますから、確実に需要があるであろう1本だといえます。
それがステンレスケースで実現していますから定価も297万円と、少々高めではあるんですが、リシャールミルに比べると格段に安い。
スイスのラ・ショード・フォンで作られたという自社製のムーブメントCal.9611 MCはケースから伸びるローマンインデックスのブリッジに固定されているので、ムーブメント自体とケースを切り離すことが出来ないという点でも他とは違う点なんですが、一応ムーブメントにも名前がついているようです。
とは言えかなり高級感のある今風なリッチな時計という感じです。
ローマンインデックス、ブルースティールの針などなど、紛れもなくカルティエなんですが、このタイプの腕時計はリシャールミルのような腕時計が好きな人には割とたまらないんじゃないでしょうか。