
ピアジェというブランドはですね、知れば知るほどすごい。
何がすごいって薄さが極めて薄く、世界で一番薄いなんたらという記録を持っている。
その辺の記録については詳しくないのでわかりませんが、ピアジェが世界一薄い自動巻き時計を2018年時点で記録しているのはみなさんもご存知だと思います。
その薄さのノウハウがすごい。
ムーブメントがまずとにかく薄くしてあるんですが、自動巻きでも厚みがでないようにペリフェラルローターを使用しています。
扇形のローターじゃなく、ムーブメント外周に位置するローターです。
これによって厚みが出ないのと、ケースの裏蓋自体をムーブメントの地盤としている点。
これで余計な部品がなくなるわけです。
そういった工夫を凝らし、薄さへ挑戦し続けているピアジェ。
前回僕は終身時計としてブレゲやランゲ&ゾーネの腕時計についてお話ししました。
3針よりもシンプルな2針の終身時計・A.ランゲ&ゾーネ サクソニア フラッハ Ref.211.027、ブレゲ クラシック 5157 Ref.5157BB/11/9V6
こういうやつ。
実はこれにもう1本候補を足してもよいであろうモデルがピアジェにはあります。
ピアジェ アルティプラノ 18Kホワイトゴールド 38mm Ref.G0A29112
こういうやつなんですが、めちゃくちゃ薄い。
ムーブメントはCal.9Pの後継機であるCal.430Pを載せていて、精度と耐久性を高い次元で維持する高性能ムーブメントを載せているわけですが、その厚みなんとたったの2.1ミリw
よくこんな薄さのムーブメントを作れたなと感心するばかり。
さてこのピアジェのアルティプラノも前回お話ししたモデルと同様、2針でシンプルにまとめられています。
ケースサイズもほぼ同じサイズの38ミリで、素材も18Kホワイトゴールドが使用されています。
この手の大きさでホワイトゴールドが使用されているというのはもはやターゲットとなっている年齢層は高めだと思われます。
シンプルなだけならステンレス時計でもいいですが、ゴールド素材やプラチナ素材で作られた2針の超絶シンプルウォッチは40代以上のダンディで渋みが出てくる男性にこそ似合ってくると思います。
特にゴールドはゴールドでも控えめなホワイトゴールド。
ホワイトゴールドは目立ちこそしませんがよく見れば明らかにステンレスとは輝きが違います。
そういった落ち着いた煌びやかなゴールドの味わいが主張しないのに男らしくてダンディな男性と共通している点でもあります。
とうわけで終身ウォッチ第2弾はピアジェの1本でした。