
パテックフィリップが誕生してから、あと20年くらいで創業200年という節目を迎えます。
誕生したのは1839年と19世紀の前半ですが、創業当時から画期的な機構を開発したりして、世間を轟かせていました。
パテックフィリップにはジャガールクルトのマスター1000時間テストのように自社で独自にパテックシールと呼ばれる高品質な時計に与える認定制度を設けており、これがあるとやはり安心して腕時計が買えたりします。
さて、そんなパテックフィリップですが、僕がこの時計メーカーが好きな理由の一つに、生涯腕時計を任せられるという点にあります。
パテックフィリップ社はどんなに時計が古かろうが、自社の製品なら修理などを受け付けてくれるそうです。
こういった時計を所有しているユーザーに敬意を表した真摯な姿勢はパテックフィリップの腕時計を持ってなくても感動します。
ということは生涯時計を買うならパテックフィリップが良いわけです。
後のアフターフォローがしっかりしていると時計を買う時安心ですから。
というわけで、今日はパテックフィリップで生涯時計を買うとしたら、5196がおすすめというお話です。
カラトラバ 18Kレッドゴールド Ref.5196R-001
カラトラバ 18Kイエローゴールド Ref.5196J-001
カラトラバ 18Kホワイトゴールド Ref.5196G-001
カラトラバ プラチナ Ref.5196P-001
こういうやつですね。
かなりシンプルな作りをしていますが、これは初代モデル、Ref.96とうり二つ。
とまでは言いませんがかなり似ている。
リファレンスの下2桁も96と、リファレンスも似ていますが、これはもちろん初代モデルに対する敬意を評したモデル。
初代 Ref.96
これがカラトラバの初代となるRef.96。
非常に人気が高いシンプルな3針時計ですが、そのオマージュ作品でもある5196もカラトラバの中ではおそらく一番人気なはずです。
この96の初代なんですが、1932年から1970年まで作られた長寿命モデルで、スモールセコンドのスタイル以外はほとんど同じスタイルをしています。
5196のケースサイズは37ミリと少し小ぶりな印象ですが、初代のRef.96、通称クンロクは33ミリとさらに小さい。
これだけ小さいといくら名機と呼ばれるモデルでも少し躊躇してしまいます。
飾っておくにはいいですが自分用に着用するとなると物足りなさが半端ないw
ちなみにケース厚は7.68ミリ。
まあ薄いですよね。
3針のムーブメントはCal.215 PSと呼ばれるシンプルな機械。
パワーリザーブも40時間と短めなのは雲上ならでは。
ちなみに手巻きですから、毎日寝る前に巻き巻きすれば良からとらば。
w
すみませんw
4種類ある5196はゴールドがプラチナで出来ていますから、一生時計としては申し分ありません。
なんてたってパテックフィリップですから。
若いころはわからないかもしれませんが年齢を重ねればこういう感じで原点回帰するんですよね。
おそらく。。
なんにしても持っていて損はないパテックの最強ドレスウォッチ、カラトラバの5196。
はたしてライバルとなるモデルは存在するのでしょうか?