
転売規制されるラグジュアリースポーツ
パテックフィリップの新規購入に関して、購入制限が設けられたことは以前の記事でも紹介しました。
パテックフィリップでも購入制限が! なんとですね、ロレックスに続いて、パテックフィリップもまた腕時計の購入制限 …
転売を阻止すること、流通量を減らして、価値を高く保つことが目的だと思われるのですが、詳しくは上記の記事を読んでみてください。
さて、購入制限が設けられたことで、価格の上昇が予想されます。
確かに転売目的での売買はかなり減るでしょうが、それに伴い、新品個体の流通も大きく制限されるようになることが予想されるからです。
そうなるとどうなるのか?
需要に対して、流通量や供給量が減れば1本1本の価格が大きく値上がりすることが考えられます。
ロレックスもそうですが、パテックフィリップもまた、これから非常に高額な品になっていくことが考えられますが、すでにノーチラスやアクアノートを持っている人にとっては嬉しい動きですよね。
これから購入する人にとっては高額になりすぎると困っちゃいますが、本当に株式のような存在になっているんですよね。
ロレックスが来て、パテックフィリップが来れば、オーデマピゲもそんな感じになる可能性は十分に考えられますね。
オーデマピゲがだんだんと身近に感じられるようになりましたね。 これはとても良いことだと思います。 というのも、 …
オーデマピゲの新たなブティックがオープンしましたが、こういった場所でも身分証明書の提示が必要となってくるのかもしれませんね。
ちなみにパテックフィリップで制限されるシリーズはノーチラスとアクアノートのみ。
コンプリケーションやカラトラバやゴンドーロなどは含まれないそうです。
ロレックスでも大人気スポーツモデルのみに限定されています。
それもステンレススティール製のもののみ。
ですから、オーデマピゲが購入制限をする場合はロイヤルオークオフショアはおそらく含まれないのかなと、勝手な妄想をしているわけです笑
ノーチラス Ref.5711/1A-010の価格推移
ノーチラスの価格が年末から爆上げしています。
1年のスパンで見るとこんな感じです。
6月の上旬に1100万円まで高騰したノーチラスの5711ですが、当時はありえない価格だと驚いたものです。
とは言え、半年足らずで、価格が再度上昇していて、2020年2月には1000万円の大台に乗ろうとしています。
これからどうなるんでしょうか?
ここ最近ロレックスの腕時計の相場を見てきましたが、どのモデルもだいたい同じような価格の推移を見せています。 こ …
実はですね、12月の20日くらいにノーチラスの価格推移について書いていたんですが、ちょうどその時が5711がここ半年では一番安い時だったんですね。
その記事を書いた後から、5711の価格はどんどん上昇していき、850万円くらいだった平均価格は、今じゃ一気に1000万円まで到達しました。
なんでこんな風に価格の高騰が起こっているのかはわかりませんが、予想されることはいくつかあります。
まずは先程も述べた、新規購入での制限。
制限があるので、流通量が定価し、価格が高騰することが予想されて値段が上がっていったということが挙げられます。
いつそのようになったかはわかりませんが、年末からすでに知っていた人がいてもおかしくないですよね。
あとは、コロナウイルス。
これは僕の勝手な予想なのですが、世界経済への何かしらの懸念があったり、見通しが悪くなったりした場合、円やゴールドが買われますが、それと同じようなことがロレックスやパテックフィリップ、そしてロイヤルオークなどで起こっているのかなと。
これも根拠があるわけではないですが、コロナウイルスで世界全体で株価が下がっていますが、そういった時に買われる金と同時期に価格が上昇していることを考えると、これら3シリーズは金と同じような役割をしているのかもしれません。
年末前の価格からすると、およそ18パーセントの値上がりを見せていますが、これだけの短期間でここまで高騰するということは、もう少しの間値上がりが続くかもしれないですね。
デイトナ Ref.116500LNの価格推移
さて、次はデイトナの価格を見てみましょう。
116500LN 白
116500LN 黒
白文字盤と黒文字盤では推移の仕方が違うのですが、こういう感じで値動きしています。
白文字盤のほうが人気が高く、価格も黒文字盤よりもちょっとだけ高額。
白文字盤は12月30日付近を底に価格が上昇しています。
黒文字盤の方は人気も白文字盤より低いからなのか、緩やかに上昇している感じ。
とは言え、9月30日の底値から、基本的にはずっと上昇しています。
パテックフィリップのノーチラス5711と同様に、価格がどんどん高くなっているんですね。
これにもはっきりした理由はありませんが、共通するのは、世界経済なんかもあるのかなと。
コロナウイルスなどで、中国からの物資の輸入が滞っている企業は製品を生産することができません。
なので、世界的に株価が減少傾向にあるのですが、ノーチラスもデイトナもそんなことはお構いなしに高額になっているんですよね。
もちろん、他にも腕時計投資の相場というものがあるのでしょうが、デイトナとノーチラスの価格の推移はいつも連動しているので、見ていて結構面白い。
それだけ同じ位置づけにあるんでしょうね。
ロイヤルオーク エクストラシン Ref.15202ST.OO.1240ST.01の価格推移
さて、最後はロイヤルオークのエクストラシンの価格。
ロイヤルオークの中でも一番人気なのが、エクストラシンのブルーダイヤルのモデル。
39ミリのケースサイズで、大きさは本当にぴったしちょうどよいタイプ。
おそらく日本人の腕にも一番良い大きさなんじゃないかなと。
このモデルはノーチラスやデイトナとは違った動きをしていて、ずっと大きな上下変動することなく、価格が上昇し続けるという奇妙な推移を見せているんですね。
こちらは2年間の価格の推移を表したグラフなんですが、基本的には右肩上がりの上昇です。
非常に怖い笑
恐ろしい価格の上昇っぷりですが、ここまで価格が高騰すると買うタイミングや売るタイミングが逆にわからなくなってしまいます笑
それにしても500万円の大台に載ってきたので、このまま700万円くらいまではじわじわと行くんじゃないでしょうか。
まあ、この辺りは世界的にスポーツウォッチ、ラグジュアリースポーツウォッチなどが超人気ですから、その流れなどでも動きが変わってきますけどね。
まとめ
まとめです。
コロナウイルスなどの影響もあるのか、はたまた新規購入に関して身分証明書の提示が求められるので流通量が減ってしまうことへの懸念があるのか、それとも両方か、
もしくは腕時計には腕時計のオリジナルの相場があって、いまちょうど値上がりの時期からなのか、
その辺りは僕が知るところではありませんが、2020年初っ端から、これらの価格がどんどん高額になっています。
ノーチラスに限っては1000万円の大台に再び乗り始めたところで、これからも価格がどんどん上昇していく可能性があります。
このまま安全資産として保有されるようなら、コロナウイルスが猛威を振るえば振るうほど高くなるだろうし、非常におそロシアな自体になっていくでしょう。
価格の面でもコロナウイルスの面でもいまちょっと怖いし、予想がなかなかつかない状況ですよね。
本当にパンデミック的なことになれば価格どころじゃなくなっちゃうでしょうが、当面はこのまま上昇していくんじゃないかなと思いました。