
パテックフィリップのカラトラバは言わずと知れたドレス系の王道です。
パテックフィリップのカラトラバ、ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニー、ランゲ&ゾーネのサクソニア、ロレックスのチェリーニなどなど、この辺のドレスウォッチは実に素晴らしい。
この中に出ていないオーデマピゲのジュールオーデマは割と存在感が薄いドレス系で、ロイヤルオークに完全にお株を奪われています。
さて、ドレス系の中では僕は上記で上げたシリーズが一番好きですが、その中でも一番シンプルなのがパテックフィリップのカラトラバ。
このブログでも何度もカラトラバについてお話ししていますが、やっぱりシンプル極まりないデザインが特徴なのは初代のRef.96からのながれからでしょうか。
ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーもそんな感じで簡素ですが、これが雲上のドレスということなのでしょうか。
とにかくシンプルすぎるといっても過言ではないカラトラバですが、中にはカラトラバらしくないタイプの派生モデルも存在します。
というわけで今日はカラトラバらしくないカラトラバを2モデルほど。
カラトラバ 18Kホワイトゴールド Ref.5297G-001
まずはこのモデル。
これはケースサイズや機能的に言っても5296の派生モデル。
ムーブメントも同じものを使用しているし、ケースサイズも厚さも同じでなんですが、割と雰囲気が違うのは、やはりベゼルの感じとインデックスの違いからでしょうか?
ダイヤモンドが埋め込まれたベゼルはシンプルさがなくなりただゴージャス感がました感じです。
インデックスに使用されているダイヤモンドも同じ。
これだけでシンプルなデザインから抜け出しそれだけでも十分高額だったものがダイヤモンドが使用されたことによりさらに高額に。
3針+デイトで400万円を超えるドレスウォッチです。
カラトラバ 18Kホワイトゴールド Ref.6006G-001
これは本当にカラトラバらしくないカラトラバ。
中心にあるレイルウェイトラックの周りにはアラビア数字のインデックス、その周りにはポインターデイト用の日付が31まで記してあります。
このごしゃごしゃした感じはこれまでのカラトラバとはかけ離れたデザインで、4時位置にはワンポイントとなるスモールセコンドがぽちっと載っています。
これは面白い1本です。
センターセコンドの針先は赤くなってて時間が読み取りやすくなっているのも特徴です。
目立たせているんですね、色で。
これは39ミリのケースサイズ。
やはりカラトラバはなかなか40ミリを超えません。
まああまり超えてほしくはないんですが。。。
これまでのパテックフィリップのカラトラバのイメージ崩れてしまいますからね。
というわけでこれといって特別な感じの内容ではありませんでしたが、カラトラバらしくないカラトラバも乙ですよ。
おつ!