
2017年のフィリップスオークションで世界中で話題になったロレックスの世界一高額な腕時計の座の奪取。
そんなこと一切考えていなかったと思いますが、ロレックスのアイコニックなモデルであるデイトナの手巻きモデル、そのなかでも初代のモデル Ref.6139を所有していたポールニューマン本人の所有物が競売にかけられ20億円という価格がつきました。
それが2017年10月のこと。
なんというか、、20億円w
そんなお金があったら、腕時計買い放題です。
僕ならまずロレックスを2本くらいかって、パテックフィリップのノーチラスを1本買って、ロイヤルオークで締める感じでしょうかw
残ったお金で寝て暮らしますw
その20億円の価格が付く前には実はパテックフィリップの永久カレンダー・クロノグラフが12.6億円でトップでした。
パテックフィリップ 永久カレンダー・クロノグラフ Ref.1518
この永久カレンダーとクロノグラフを同時に搭載しているのが大きな特徴である1本で、1942年から1954年まで生産されたという結構長く続いたシリーズ。
実はこのモデルはステンレス製で、それにもかかわらずつけられた値段は12億円を超えます。
プレミア価格、希少性、というのは素材そのものの価値を凌駕し、素材の希少性などはこういった場合無関係であることが分かります。
こういう感じで超が付くほど高額な腕時計は金やプラチナじゃなく、ステンレス素材であることが多い。
さて、この1518というモデルにどうしてここまでの値段がついたのかといえば、1518の生産本数281本のうち、ほとんどがイエローゴールドかレッドゴールドで、ステンレス素材で作られたのはわずか4本のみでした。
ステンレスで作られた希少性が評価され、2016年にかけられ競売で12億6000万円の価格がついたわけですが、プレミア価格というものは非常に恐ろしいものです。
ロレックスのポールニューマン所有のモデルに20億、パテックフィリップの永久カレンダーとクロノグラフが同時に搭載されたモデルに12億。
どちらもステンレス素材なんですよね。
現在では普通にあるパーペチュアルカレンダーとクロノグラフのコンビのモデルですが、この1518は世界で初めてそれを実現したモデルだそう。
このつけられた価格自体も相手によったり、時代によっても価格が変わるだろうし、確かなものではないところもありますが、数が少ないとこうも価格が跳ね上がるんですね。
僕の知り合いも40年前に持っていた車のパンフレットをオークションに出したら1万円くらいの値がついたと言っていましたが、そういうことなんでしょうね。
となると今でもプレミアがついているロレックスのデイトナの逆6とかサブマリーナのファット4とか今から数十年後には数千万の値がつくかもしれません。
可能性はもちろん0じゃない。
希少性という言葉、ロレックスやパテックフィリップの今後のキーワードになりそうです。