
機械式時計が再び盛んになり始めて30年が経っています。
時計史の中にはいろいろな出来事がありましたが、時計の歴史を2世紀早めたブレゲさんがいるし、時計の歴史遅らせたセイコーさんがいますw
1970年代を襲ったクオーツショックは機械式時計の発展遅らせたわけですが、クオーツという水晶の振動子を使って時を刻む超正確な時計はなくてはならないものになっていますから、別に悪というわけではありません。
というわけで、機械式時計の動きを見ていると、近年本当に機械式腕時計の発展が目覚ましく、よくこんなことが出来るな、という腕時計ばかり。
今日はそんなイノベーションに富んだ機械式時計を3本紹介したいと思います。
第1位. ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック Ref.102711
もはや、このモデルは人間の英知が終結した腕時計といっても過言ではありません。
ケースサイズ5.15ミリという薄さは尋常じゃありません。
付けてるのか付けてないのかわからないほどの薄さですから、そのままお風呂に入ってしまいそうな勢いだw
2018年時点では世界最薄の自動巻き時計で、ムーブメントも2.23mmとかなり薄い。
というかムーブメントも世界最薄。
それをブルガリがやっているから驚きです。
普通はピアジェとか機械式腕時計専門のメーカーが作ると思いますからね。
というわけでこんな薄い腕時計すごいぜ、となったのでこれがまず1位。
第2位. リシャールミル RM 50-03 トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1 Ref.RM50-03
7グラムという軽さのムーブメントにはスプリットセコンド(ラトラパンテ)やトゥールビヨンを搭載した究極の軽さを持つ腕時計で、ケース素材にはグラフTPTを使用しています。
この7グラムという重さは手巻きムーブメントでは世界最軽量。
世界限定75本しか販売されなかったモデルで、価格は1億2千万円。
これ全部売り切れるでしょうからおよそ100億円くらいになります。
リシャールミルの資金力はかなりすごいんじゃないかといつも思います。
第3位. ファーブルルーバ ビバーク9000 Ref.00.10105.06.45.45
1730年代に誕生した世界でも有数の最古の部類に入る腕時計ブランド、ファーブルルーバ。
あまり存在は知られていませんが、近年存在感を示しています。
1962年に発表した世界初の気圧計内蔵の腕時計を現代版で製作、発表したのがこれ。
気圧計の他に高度計も内蔵しています。
9000メートルまでの高度を計測できる優れもの。
エベレストにも上れるほどの高度に対応しています。
というわけで、イノベーションに富んだ腕時計3モデル。
他にもすごい腕時計はたくさんあるんですが、随時そういったモデルを紹介しようと思います。