
機械式時計は何に焦点を絞るかでその腕時計は放つ雰囲気や意味が全然違ってきます。
複雑機構をテーマとした腕時計は高額で、コンプリケーション自体を見せる腕時計に変わります。
クロノグラフやダイバー機能を重視した時計は実用性が非常に高く、ずっと使っていけるタフな腕時計が多かったりします。
素材にこだわった腕時計というのは変わり者といった感じのモデルが多く、特殊なスタイルをした時計が散見されます。
話題性も高く、注目されることも多いですが、中には実用性に富んだユーザーニーズを考えたモデルもたくさんあります。
今日は2017年に最も注目を集めた特殊素材の腕時計を3モデルほど紹介したいと思います。
第1位. ブライトリング コルト スカイレーサー Ref.X720B87YPX
カーボン素材が大きなテーマになっている昨今の時計業界ですが、このモデルもそう。
カーボン素材とポリマー樹脂を融合した素材で、めちゃくちゃ軽い。
ステンレスの16パーセント、17パーセントくらいの重さしかなく、強度もあるモデルで、樹脂素材&カーボン素材なので反金属アレルギー素材としても注目されています。
クオーツウォッチなので低価格でもあり、防水性も高く、言うことなしの1本なのです。
45ミリのかっこいいブラックブライトリングなのです。
第2位. ウブロ ビッグバン ウニコ ブルーサファイア Ref.411.JL.4809.RT
通常では風防に使用するサファイアクリスタルをケース素材にも使用したモデルで、第一弾で人気だったクリアなサファイアクリスタルモデルから1年、ブルーなサファイアクリスタルモデルを作り出しました。
サファイア生成時の化学反応で出来るブルーを素材全てに実現させ、ビッグバン型に成形、掘削した高い技術を要する1本で、見ごたえのあるビッグバンはムーブメントにもこだわった腕時計で、内外からこだわりを見せる1本。
クリアなので外も内もわからない感じですが、非常に興味をそそられるビッグバンだ。
第3位. ロマンジェローム スチームパンク 46 タイタニック ジャパンエディション Ref.RJ.T.AU.SP.006.09
そしてやってきました、ロマンジェローム。
だんだんお馴染みになってきたこのブランド。
スチームパンクは蒸気機関の動力をテーマとしたモデルで、文字盤からそれがわかるユニークな作品です。
スチームパンクの最大の特徴はベゼルに含有された実際のタイタニックの船の破片。
そのベゼルに特殊な錆加工を施しているのが今作品で、日本限定25本ほど売られているモデルです。
おそらくすぐに完売する/したであろう作品。
この素材もまた、面白い。
ほかには絶対にないタイプの素材ですからね。
変わった素材、特殊素材ランキングの腕時計にロマンジェロームが入るのは無理もないでしょう。
というわけで、面白い素材の腕時計が最近では存在感を見せています。
欲しい欲しくないは別として、スイスの時計メーカーも高い技術を素材や素材加工にも応用しています。
いろいろな角度から差別化を図って新たな時計作りにいそしんでいます。