
時代はカーボンです。
はぁ?
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といわれるかもしれませんが、時計好きや車好きの方なら僕が言いたいことがお分かりだと思います。
カーボン素材の腕時計は軽く、丈夫で、見た目にも新しいので最近では若い男性なんかはカーボン素材を利用した腕時計を求める人が増えています。
ステンレスが一般的だった一昔前と違って、今では何でもありですから、チタンはもちろん、セラミック、カーボン、その他複合素材が人気を集めています。
宇宙産業やレーシングなどで使用する素材が腕時計にも使用されてきています。
これからの技術の発展でますます時計素材が進化していくことになるでしょう。
時計メーカー自身での技術開発や、レース界、航空宇宙産業界の技術が流れてきたりして腕時計の歴史や人気はさらに高まるんじゃないかなと予想しています。
さて、そんな現代の時計素材のメインとなる特殊素材がだいたいカーボンを使用した合成素材。
2017年に発表された新作のモデルにもそんなカーボンを使用したモデルがたくさん登場し、特殊素材部門の腕時計ランキングにもたくさんランクインしているのがカーボン素材のモデルたち。
今日はそんなモデルを何本か紹介したいと思います。
第1位. ボールウォッチ エンジニアII ヴォルケーノ Ref.NM3060C-PCJ-GY
このモデルはミューメタルと炭素繊維を合わせたミューメタルカーバイトと呼ばれる特殊なカーボン素材を使用して作った1本で、耐磁性能がロレックスのミルガウスと同じだけある。
80000A/mという耐磁性はミルガウスと同等、IWCの軟鉄製のインナーケースが入ったパイロットウォッチの2倍の耐磁性を発揮します。
5000Gsの耐衝撃性にも優れた特殊部隊でも使用できるすごい腕時計なのです。
透磁率の高いミューメタルと大きな磁石とも称される火山をかけて、ヴォルケーノと名付けられた同モデルは、黒く固まった溶岩と燃え盛るマグマをイメージさせる1本に仕上げられており、標準装備のNATOストラップとでさらにサバイバル感が出ています。
10年間光り続けるガスライトも特筆に値します。
第2位. クストス チャレンジ ジェットライナー カーボン Ref.CVT-JET2-SL-FGDC
微妙にですが、リシャールミルとも似てるクストス。
よく見れば縦長にケースがデザインされていて、ラグのあるなしもありますが、このトノー型の時計はやはり癖になります。
カーボンとグラスファイバーを使用して作られた1本で、鍛造工程で生まれたマーブルな模様がこの腕時計が出す雰囲気を決定づけているといっても過言ではありません。
第3位. ブライトリング アベンジャー ハリケーン ミリタリー Ref.X124B89ARX
そして最後はブライトリングの新開発素材、ブライトライトを使用した1本。
ポリマーとカーボンファイバーを合わせたプラスチック系の素材を使用した優しい感じの超軽量素材。
軽いのでブライトリングのように大きな時計にはもってこいな素材。
50ミリという超デカウォッチですが、これは大ファンがいそうなスタイルの1本です。
ミリタリーなスタイルに合わせられたヴィンテージ調の夜光塗料が素敵です。
というわけでカーボン素材を使用して作られた腕時計が特殊素材の中でもひときわ存在感を示していますが、2010年代はそのカテゴリではカーボン素材が中心となった素材がまだまだ中心となっていくんじゃないでしょうか。
それ以降はまた新たな素材が開発されるかもしれませんから楽しみではあります。
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