
さて、ポラリスという名前の腕時計をご存知ですか?
2018年にジャガールクルトの新作シリーズとして発表されたスポーツウォッチで、系統はダイバーズです。
ジャガーにしては非常に珍しいデザインで、血迷ったのかなと思ったのですがw、実はこういったモデルは1968年にすでに誕生していたのです。
これがポラリスメモボックスと呼ばれるオリジナル作品。
何がすごいって、水中で潜水時間をアラームでお知らせしてくれるすごい機能がついた腕時計なんですが、機能自体は前々から存在していましたが、水中でアラームというアイディアが素晴らしいと思ったのでした。
水中での音量を増幅させるため、トリプルバックのケースにしているところまで初代のオリジナルを真似ている本格派の復刻版。
2018年で誕生50周年を記念するということでポラリスメモボックスの復刻を中心に他4種類のモデルを発表しましたが、そのうちの最も機能が多いプチコンプリケーション搭載の1本がポラリス・クロノグラフWTと呼ばれるモデル。
WTはワールドタイムのことで、各社いろいろ出している世界の時間帯を知ることが出来るあの機能が付いたモデルのことです。
ポラリス・クロノグラフWT ブラック Ref.Q905T471
ポラリス・クロノグラフWT ブルー Ref.Q905T480
これがジャガールクルトの新作プチコンです。
クロノグラフとワールドタイムが合わさったムーブメントCal.752Aが搭載されたモデルです。
クロノグラフのプッシャーやリューズ、ワールドタイムを調節する調節用のリューズがケース外周についているところから高級感を感じます。
これだけの機能が載っていながら、ケースの厚みは12.5ミリを実現しています。
ムーブメント屋さんとして他社へたくさんのムーブメントを供給しているジャガールクルトはオーデマピゲやヴァシュロンコンスタンタンでもベースムーブメントとして使用されるほど信頼の厚い時計ブランド。
10時位置、2時位置にあるリューズがジャガールクルトらしくて良い。
44ミリのチタンケースに収められた24都市の時間帯を表示するプチコンプリケーションモデルの定価はだいたい175万円くらい。
実際の販売価格は限定モデルとかでもないので、150万円くらいになるんじゃないかなと期待しています。
というわけで、100メートルの防水性も備え、1968年誕生の初代ポラリスメモボックスのように海中でも使用できるスペックを備えています。
水中で世界の時間を確認するような場面はないと思いますがw、これから海の季節になるにしたがいこういった腕時計の需要がたかまりそうだ。