
世界で初めて文字盤上のタキメーターをベゼルに移動させたのがオメガの初代スピードマスター Ref.CK2915だと言われています。
現在ではタキメーター付きのクロノグラフではその仕様が一般的で、インナータキメーターは結構珍しいかもしれない。
タグホイヤーのフラッグシップモデルであるカレラのクロノグラフでも昔はインナータキメーターが採用されていました。
1963 初代カレラクロノグラフ
1963年の初代モデルはとてもきれいな1本で時代背景的にもまだタキメーターが文字盤にあってもおかしくはありません。
オメガの初代スピードマスターが誕生したのが1957年ですから、まだまだタキメーターは内側にあるモデルが60年代は多かったんじゃないかなと。
そして時は流れ2007年。
タグホイヤーがインナータキメーターを外側のベゼルに配したカレラクロノグラフが2004年に発表されましたが、空前の大ヒットとなったのです。
タグホイヤー カレラ キャリバー16 クロノグラフ Ref.CV2010.BA0786
1985年にホイヤーからタグホイヤーへと社名が変わったこのブランド。
それまでのロゴとはやっぱり違うんですね、それ以前のモデルとそれ以後のモデルとでは。
話がいきなりそれてしまいましたがw、このカレラは現在でも使用されているキャリバー16が使用されているモデルで、2004年に発表され空前の大ヒットを記録したという。
このモデルは現在でもデザインのベースになっており、数あるカレラのクロノグラフモデルがだいたい同じようなデザインで展開されています。
カレラの基本形となったわけです。
カレラはいろいろとマイナーチェンジもあるらしく、防水性が50メートルだったのが100メートルになったり、リファレンスもRef.CV2010.BA0794と変わったり、注視しないとちょっとわかりにくい。
この辺がロレックスっぽくて面白いといえば面白い。
2008年からブレスレットの仕様変更なども挙げられます。
ちなみに今回紹介しているRef.CV2010.BA0786とRef.CV2010.BA0794の違いは2004年に発売されたモデルが前者で、2011年以降にマイナーチェンジとして発表されたのが後者です。
ですから、まあ基本は同じ。
細かな違いを除けばですが、分かりやすい点で言えば、防水性が50メートルから100メートルに変更されたりしているので、同じRef.CV2010.BA0786でも2004年から2007年までの前期モデルの方がレアっぽくて良いかもしれません。
なんにせよ、現代のカレラのベースとなる”初代”のモデルがこれなんですが、非常に興味をそそられる1本。
ケースサイズも41ミリという時代を感じさせるサイズ。
これはかなりおすすめのクロノグラフですよ。