
日本はいろんなことが独自に進化しています。
例えば携帯電話。
日本ではガラケーのころからガラパゴス化していると言われていたように日本国内じゃないと使用できないとか、日本のみの独自の仕様だったりすることが多かったですが、スマホになってからは大分使い勝手が良くなりました。
ただそれでもキャリアによってシムロックがかけられたりしていてまだ少し不便なところはあります。
車もそう。
日本車の良いところは壊れないところ。
しかし欧米のような走りを重視したつくりではなく、壊れない点とエンターテイメント性を重視した車づくりが主になっています。
欧米での車は道具としての存在で、高速走行や長距離での輸送をテーマにしてあることから車への考え方が違います。
大陸で陸路が長いという点も影響していると思いますが、日本はこの辺でも特殊であると言えます。
エレクトリックデバイスや車などがそうでありますから、工業製品でもある腕時計ももちろんと言っていいほど独自の進化をしています。
クオーツ振動子で世界を文字通り揺るがしたのも日本で、機械式の動力とクオーツの時間制御装置を融合したスプリングドライブも日本独自の考え方。
デザイン面でも欧州とはやはりかなり大きな違いがあります。
スイスやドイツの時計は全体的にシャープな印象がありますが、日本の腕時計は視認性を重視してか、わりとボッテリした印象が見受けられます。
実用性や時間を早く確認できるように認識性や視認性を高めてある、あるいは冒険に使用するための便利な機能がついていたりと、日本独自のかゆいところに手が届く腕時計が多いのもメイドインジャパン何じゃないかなと思います。
みなさんもご存知の新田真剣佑さんも映画の中でセイコーのセイコーらしい腕時計をしておられます。
セイコー プロスペックス ダイバー スキューバ ヒストリカルコレクション 1stダイバーズ Ref.SBDC053
国産最初のダイバーズウォッチの意匠を受け継いだ復刻版のダイバーズウォッチ。
防水性も200メートルもあり、プロの潜水ダイバーも使用できるほどの防水性を備えています。
自動巻きの1本で、ダイバーズウォッチであるにもかかわらず、耐磁性が4800A/mもあるまさに探検家用の腕時計です。
逆回転防止ベゼルなどももちろん備えています。
インデックスや針は非常に大きく、暗いところでの視認性は抜群に高いです。
この非常に大きなインデックスやハンズは日本らしいデザインで、実用性をなによりも重視している感じが見て取れます。
かっこよさよりも海中での使用を目的とした質実剛健な1本。
43ミリにもおよぶケースサイズは存在感がありますが、日本人の腕に合うよう設計された1本で、スイスのダイバーズと比べても大きくはありません。
新田さんが映画『OVER DRIVE』で着用していたのがこのモデル。
ウェアの上から着用しているところがかっこいい。
僕も冬場にはジャケットの上からデジタル時計を着用していましたが、そうすると時間が読み取りやすい。
というわけで、セイコーらしいダイバーズで、価格帯も10万円以下と自動巻きなのにすごいコスパです。
価格的にはこの夏かなりお勧めなんじゃないかなと思いました。
image by entertainmentstation.jp