
カモフラージュ柄、つまり迷彩色はファッションではあまり人気がありません。
僕も個人的には全然好きじゃない。
軍モノのジャケットではありだと思いますが、それ以外ではあまり良い印象がありません。
悪くはないんですが、女性の嫌いな男性のファッションランキングの上位を占めるのが迷彩柄。
そんな迷彩柄を腕時計に使用しているメーカーはあまり多くないんですが、高級ドレスウォッチを売りにするフランクミュラーはその中の一つ。
あまり需要がないタイプの柄に挑戦したという感じでしょうか、ニッチなニーズにこたえたという感じでしょうか?
フランクミュラー ヴァンガード クロノグラフ カモフラージュ Ref.V45CCDT MC TT CAMO
このモデルなんですが、フランクミュラーの中では新しいコレクションであるヴァンガードの1モデルとして登場したのがこの青系のカモフラージュ柄のやつ。
このモデルはレーサーの脇阪寿一さんが『アウトxデラックス』で着用していたもの。
ケースはヴァンガードなので非常に大きいのですが、ケース素材にチタンを使用したものなので見た目よりは軽い。
ステンレスの3分の1の重さしかないチタンは腕時計やレースの世界でも有効な素材。
軽さと強度が重視される世界という点や時間を計るという点で共通点があるのが特徴的です。
そんなレーシングの世界で生きる脇阪さんが愛用しているのがヴァンガード。
ケースサイズは53.7×44.0mmというほどの大きさで、ラグがないのでそのままの数値が時計全体の大きさになり文字盤なども大きくなることから腕一杯に広がる存在感のある1本になっています。
文字盤はケースいっぱいに広がるカモフラージュ柄なんですが、これは最初に言ったあまり好きではない迷彩柄なんですが、実際あんまり悪くないんですよね、このヴァンガードの場合。
おそらく色合いがそこまではっきりしすぎていないのと、緑ではなく青系のカモフラージュを採用しているところがポイントなんだと思います。
割とパズルのピースにも見えるし、迷彩迷彩していないところがこの迷彩柄の良さw
だったら使うなよという意見もありますが、微妙に迷彩柄になっているところが微妙にミリタリーでいいんじゃないでしょうか。
これはたまらん!という感じではないですが、決して悪くはない1本というなんとも歯切れの悪い感想ですが、ヴァンガードなので綺麗にまとめられているところはあります。
丸形ケースだとここまで迷彩と相性がよくはならないと思います。
ベル&ロスの四角い迷彩時計もケースがスクエアだからいいんだと思います。
丸はやはり基本的にはドレスウォッチのためにあるというか、迷彩柄は丸形以外がいいんじゃないかなと思います。
というわけで、迷彩柄のヴァンガードを愛用する脇坂さんの1本でした。