
ウブロというブランド名の由来は舷窓。
つまりは船の窓のこと。
船を窓は丸埋め込んであり、防水性を重視したつくりになっていて、丸形にはめ込んだ窓の周りに固定用のねじなどが埋め込んであるのが特徴的。
IWCのフルモデルチェンジするまえのインヂュニアとかオーデマピゲのロイヤルオークとかもこの舷窓がイメージされた腕時計になっています。
海と深いかかわりのある腕時計ですが、ウブロやロイヤルオーク、インヂュニアはどちらかというと海や船とはあまり関りがないタイプの腕時計と言えるでしょう。
ただ、どれも高級腕時計ですから、ヨットを持った富裕層が持っている腕時計という点は間接的に関係しています。
そんなウブロの腕時計はベゼルはほとんどのモデルでこんな風に舷窓のようになっています。
中にはダイヤモンドが埋め込まれたり、その他の宝石がちりばめられたりしていても、こんな感じでベゼル上にあるビスがいい感じに作用しています。
というわけでですね、今日はウブロのベゼルに注目していたんですが、あまりないタイプのベゼルを纏ったウブロには珍しい感じのモデルを今日は紹介したいと思います。
ビッグバン キング ブラックマジック Ref.322.CM.1770.RX
ウブロのビッグバン。
一番人気のシリーズで、ウブロと言えばビッグバンというくらいのブランドの基幹となってるシリーズです。
このモデルがややウブロらしくないのは、この立体的になっているタキメータースケールがついたベゼルが理由。
すっきりしたイメージがなくなっている代わりに男らしさがたっぷり感じられる腕時計に仕上がっています。
48ミリのケースサイズが極大で、腕につけたときの存在感がすごい。
このモデルは舷窓から来たウブロの腕時計にはあまりないタイプのダイバーズ系の1本。
タキメーターベゼルで潜水時間を計ることが出来ます。
防水性も300メートルあり、プロも使える1本として仕上がっていて、ブラックマジックなのに視認性が割と良いというウブロにとっての矛盾があるのがまた面白いw
視認性が悪いのがブラックマジックの特徴だと思ってましたから、ダイバーズでもそうなのかと思ったらダイバーにとって命とりとなるような仕様にはしなかったんですね。
やっぱりウブロって優しい!
w
というわけで、大きな腕時計が好きで、ダイバーズが好きで、ウブロが好きで、ブラックマジックが好きで、っていう人におすすめしたいニッチなブラックマジックのダイバーズがこれ。
ウブロをよく知っている人だったら、ブラックマジックでダイバーズ?大丈夫?ってなりそうですが、インデックスやハンズはしっかりと視認性を考慮したデザインになっています。
外し方や決め方がうまいんですよね、ウブロは。