
コスパの高い腕時計はどんな時計?
例えば非常に高い耐磁性を備えていたり、耐衝撃性に優れているのに価格帯が30万円以下だったり、防水性が深海に到達できるくらいあるのに、これもまた価格が10万円台、20万円台だったりするとコスパが高いと言えます。
逆にコスパが低い時計というのはどんな腕時計でしょうか?
もちろんこれは個人的に受け取り方が違うと思うんですが、永久カレンダーやトゥールビヨン、ミニッツリピーターがついていると、腕時計の価格がとんでもないくらい高額になりますから、時計としてみるならコスパは少し悪くなるかもしれません。
たしかに永久カレンダーなどがついていると便利なのは便利。
何日で何曜日かの設定がいりませんからね。
ただ腕時計を止めなかったらの話なので、一度リザーブがなくなりしばらく放置しているとめんどくさいかもしれません。
その辺は年次カレンダーでもいえるんですが、カレンダー機能を使うならアニュアルカレンダーがなんといってもコスパが高い。
年次カレンダーの良いところは1年に1回だけ日付変更をすれば良いので通常のカレンダーと比べ手間が少ないのと、それでいて価格もそこまで上がらないところ。
正確には4年に3回だけでいいわけですから、永久カレンダーに比べても手間がそこまでかかるわけではないし、コスパは比べると格段に高い。
ただ永久カレンダーは芸術ですから、そこのお金が掛かっているんですね。
というわけで、今日は僕がおすすめするコスパの高い年次カレンダーの1本についてお話ししたいと思います。
IWC ポルトギーゼ アニュアルカレンダー 青文字盤 Ref.IW503502
この1本。
2015年に登場した新作でポルトギーゼの良さがたっぷりでた綺麗なモデルです。
リーフ針、綺麗なアラビアンインデックス、パワーリザーブインジケーターなどのインダイヤル、そして12時位置にある回転ディスクのトリプルカレンダー。
これがアニュアルカレンダーになっているんですね。
レイアウト的にも非常にバランスが良く、綺麗に仕上げられています。
これがポルトギーゼの特徴。
IWC ポルトギーゼ アニュアルカレンダー 白文字盤 Ref.IW503501
そして白文字盤のタイプ。
個人的にはブルーダイヤルの方が好きですが、まあどちらでもいいかなw
巻き上げ効率の高いペラトン式自動巻き機構を載せた自社製ムーブメント Cal.52850を載せたマニュファクチュールな1本であるのも価値が高いと言えます。
IWCは実際、美しさや綺麗さに比べ価格が抑えられていて、割と手が出しやすいんですよね、価格的にも。
他社のムーブメントを使っていることも多いんですが、ムーブメント技術は素晴らしく、特に永久カレンダーなどのカレンダー系に強みを持ったブランドですから、今回のアニュアルカレンダーもIWCらしいと言えるんですね。
というわけで、一生モノとしても持っておける綺麗な年次カレンダーの2モデルでした。
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