
ジラールペルゴが進化しています。
すでにブランドの根幹モデルとして広く知られるロレアートですが、パテックフィリップ、ロイヤルオークなどのようにジェラルドジェンタさんがデザインしたモデルがラグジュアリースポーツのカテゴリで同じように存在感を示すようになりました。
2018年にジラールペルゴが発表したロレアートの数は多く、意識的にこのシリーズのモデル展開を急いでいるみたいです。
伝統ある老舗ブランドであるジラールペルゴですから、ゴールド素材のモデルもジャンジャン発表していて、素材や文字盤や機構なども合わせるとかなり多くのバリエーションが存在します。
そんななかで2014年からCEOを務めるアントニオ・カルチェ氏が言うには、シリーズやブランドのモダン化を推し進めるなかで、今一番モダンな腕時計はどれかという質問に、スケルトンのロレアートだと言われたそうです。
ジラールペルゴのスケルトン時計といえば、、、僕としては一番にイメージが浮かぶのがブリッジを使用したモデル。
3本の木製のスティックで仕上げるジラールペルゴのスリーブリッジ・クラシックブリッジ Ref.86000-52-001-BB6A
ジラールペルゴ・コンプリケーションじゃないのに掛けられた橋、ネオブリッジ Ref.84000-21-001-BB6A
こういうモデルなんですが、ジラールペルゴのブリッジは非常に魅力的です。
いずれロレアートにも一般的に使用される日が来るんでしょうか?
ロレアートに伝統のスリーブリッジが使用されたモデルは2012年くらいにトゥールビヨンを載せて発表されていますが、だいたいはロレアート以外で使用される仕様なんですね。
ロレアート スケルトン ステンレス Ref.99110-53-001-53A
ロレアート スケルトン 18Kピンクゴールド Ref.99110-52-000-52A
というわけで、
ジラールペルゴの親会社、ソーウインドグループの会長であるさきほどお話ししたアントニオ・カルチェ氏がモダン化にこだわるうえで欠かせないというスケルトンモデルのロレアートがこれ。
ステンレス素材とゴールド素材のモデルですが、どちらも目が行くのはスケルトンの文字盤。
ぱっと見ではオーデマピゲと少し似ています。
42ミリのケースサイズは日本ではロレアートのなかでは2番目に人気のサイズ。
38ミリという大きさが日本人の腕の太さではロレアートのサイズ展開の中では一番しっくりくる大きさみたいですが、42ミリももちろん範疇。
高品質が謳われるジラールペルゴのロレアート、スケルトンモデルも非常に手が込んでいます。
磨きに関してうるさいジラールペルゴですから、ムーブメントを見せるスケルトンモデルにも非常に手が掛かっています。
実際どちらのモデルもかなり美しい。